前回の記事では中国におけるライブコマース変容の前編として、かつて「ライブコマース城」と呼ばれたマンションを舞台に、従来型ライブコマースの衰退を描きました。
今回から前後編に分けて、中国ライブコマースの変容を取り上げます。ライブコマースとは、インフルエンサーによる動画配信を通じて商品を販売する手法で、中国ではここ数年、急速に市場を拡大してきました。

この記事ではカンボジアの詐欺拠点(園区)を陰で支えた金融インフラに視点を置く報道を紹介します。
決済・換金・マネロン・暗号資産・人身売買…
本稿は、この記事の翻訳です。
— 动察Beating (@BeatingOfficial) December 8, 2025
今回の記事では、中国で突如バズった映画解説を手がかりに、いまの中国社会で広がる中産階級を覆う不安を読み解きます。
2017年の映画が2025年の中国で再び火を噴いた背景には、若い世代が文化大革命に新たな幻想を抱き始めているという、複雑な社会心理が横たわっています。
今回は2つの中国語で書かれた文章を紹介します。
ネット社会となり、私たちはかつてないほど多様な情報に触れるようになりました。言語も文化も価値観も、世界中から同時に流れ込み、思考を揺さぶります。
今回は、前回の記事に続き、中国国内のSNSで何が起きているのかを紹介します。
今回の記事では11月29日に発生した、日本人アーティストの公演が中止となったニュースについて、中国側の反応を掘り下げて解説します。
日本側では中国の強硬な措置ばかりが注目されがちですが、私にとって今回の出来事は、中国社会の変容を垣間見る意外な機会でもありました。
今回はコスパを重視したお土産をチョイスして紹介します。
「6-7(シックス・セブン)」という、アメリカの若者スラングを紹介した投稿を興味深く読みました。
今回のテーマはいまの中国で最も賑わいをみせているコンテンツの一つと言ってもよい、BL文化です。
日本で報道される中国BLは「規制されている」、「作者が逮捕された」という印象が強いかもしれません。実際のところ、そういった一面もあるのですが、だからこそ熱を持ったファンが多いのも事実です。
中国で上野千鶴子の著作が読み返され、BLと乙女ゲームが消費文化の主流となる。一見すると無関係に見えるこれらの現象ですが、筆者はこれらを女性の思想を背景とした一連の文化潮流だと考えています。
このシリーズでは、中国で語られるフェミニズム思想史を手がかりに
本稿は中国フェミニズム100年史の後編です。
本稿は、現代中国の女性文化を理解する補足資料です。中国におけるフェミニズムの歴史的発展を理解する参考として、中国語の文章を翻訳しました。特定勢力の思想的支持や、社会的対立を煽る意図は一切ありません。
*非常に長大なので前後編に分けています。
今回の記事では、中国で話題となっている「知的退行時代」という概念と、それに関連した社会問題を取り上げます。
最近、中国の大学で「日本語学科が次々と縮小している」という話題が広がっています。2026年の大学院募集では、翻訳、日本文学を扱う学科の停止や縮小が相次ぎ、北京大学・青島大学など名門校も例外ではありません。

いまの中国で、最も勢いあるビジネスの一つは葬祭ビジネスです。高齢化の波に乗って急成長しましたが、その波にも陰りが見え始めました。今回の記事では中国の葬祭ビジネスの発展と失速をお伝えします。
近年、中国の若者のあいだで「着ぐるみコスプレ」が広がりつつあります。
筆者はこの分野が、今後さらに発展していくと考えています。その理由は、現在の着ぐるみコスプレ文化が、かつての二次元文化とほぼ同じ進化の軌跡を辿っているからです。
「スシロー=広東料理」
中国に進出したスシローは、広東省から展開を始めたことから、在中日本人のあいだで半ば冗談として「広東料理(粤菜)」と呼ばれてきました。
この記事は東南アジア詐欺拠点に連れて行かれた中国人少年のドキュメンタリーを翻訳、再構成したものです。
詐欺拠点に騙されて行く社会的背景と手口、現地の実態、生還までの過程、さらに詐欺産業の最新動向を分かりやすくお伝えします。
今回は中国のドキュメンタリーを紹介します。
一泊8元(約160円)の旅館に宿泊する人たちの物語です。
政治的に日本を拒むが、日本の文化に惹かれる。今の中国の若者は矛盾した感情を抱えています。
中国の「愛国教育」を受けた世代でも、日本のアニメや音楽、ゲームに癒やされ、希望を見出しているのです。
中国ではいま、二次元文化が急速にメインカルチャーへと歩みを進めています。その象徴とも言える現象が「痛婚(オタク婚)」と「高年齢オタク」です。
今回は、この二つの姿から中国の成熟しつつある二次元文化を紹介します。
今回の記事は、中国のアニメ規制を扱う最終章(下編)として、現在の規制の実態と、そこから生まれているアニメ文化を紹介します。
今回の記事は中国のアニメ規制の中編として、2010年以降のアニメ作品の広がりと「アニメのブラックリスト(黑名单)」に代表されるアニメ規制の背景を解説します。
これは中国の大型アニメフェス「ChinaJoy」で掲示された「アニメのブラックリスト」で、こうした掲示は中国の多くのイベント会場で共通して見られる光景です。