消費税増税っている?
あんたのところは不景気かい?
俺のところというか、俺の懐はまあまあの不景気だ。
いよいよ消費税増税がまことしやかになってきたが、この不景気の中で増税とか頭おかしいんじゃないかと思ってしまう。
ただ、消費税増税って必要なことって言い続けている偉いおっさんもそれなりにいるような気がする。
今日はその偉いおっさんと偉くないおっさん代表の俺様の意見の違いの話をしよう。
偉いおっさんの話
増税しないと税収に対する支出が多い現状を打破できない。したがって財政健全化のためにも増税は必要だ。
さて、あんたはどう思う?
つまり政府の支出が収入より多いから収入増やすには税金上げるしかなかろ?ってこったな。
偉くないおっさん(俺)の話
そもそも、なんで政府の支出が収入より多いと問題なんだっけ?
事実上政府と日本銀行は一蓮托生なんだから、国債の買い取りでキャッシュは手にできている。(実際それでマネタリーベースを引き上げている)
キャッシュが手にできる以上、経済組織としての日本政府は論理的に「破綻できない」。
なぜなら、借金は「円建て」で行われており、その円を日本は日本銀行と結託して刷ることが出来るのだから。
我ながら何言っているかわかんない文章で申し訳ないが、要するにこういうことだ。
(1) 日本政府の借金は国債という借金手形で実現されている
(2) 国債は民間銀行が買い取っているが、近年の日銀の政策によりその銀行から日本銀行が国債を買い取っている
(3) 日本銀行が国債を持っている場合、日本銀行は日本という組織の子会社みたいなものなので、国債に対する利子を日本政府は払わないで済む
(4) 結果として、今の日本政府は借金の多くを無利子状態で借りている状態
ちなみに、政府の借金1000兆中だいたい400兆が日銀が引き受けている状態だってことだ。
じゃあ、日銀引受額を増やしていけば、事実上国債を塩漬けにすることで、年度予算の25%以上を締めている国債償還の費用をわやに出来るわけだよな。
そんな状況の中、なんで「財政健全化」なるものが必要になるのだろう?
日銀に借金している分には無利子なんだから、じゃんじゃか増やしゃ~いいじゃんか。
まあ確かにそんなことを無尽蔵にしたら日本円が円安の極みになってしまい、資源の調達にこまることになりかねないっていう懸念もある。
だけどさ、もうなに?400兆円も、言い方悪いけどインチキしているんだぜ?
それでも円安はたかだか113円とかそんくらいだぞ?
それでも政府は「みんなに言っちゃったし~しょうがないじゃ~ん」とか言って消費税を上げるんだぞ?いいのか?あんた。
政府が借金すれば、その反対側の俺たちの貯蓄は増える。
しかも、政府の借金は無利子に出来るチート技が使えると来たもんだ。
なあ、あんたはそれでも消費税は増税したほうがいいと思うかい?