【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#114)。
今、立花孝志代表のことを「天才」だと思っていたN国信者たちが、次々に「はっ!!!」ってなっちゃって、本当は天才じゃなく、ただのヤバいオッサンであることに気づき始めています。これが僕たちの努力のおかげだったらどんなに素晴らしいことかと思いますが、実際は、僕たちの努力によって気づいたのではなく、ろくすっぽNHKをぶっ壊すつもりがなく、自分のやりたいことを優先し、後出しじゃんけんで「すべては作戦通り」と言っている立花孝志代表の言動が、さすがのN国信者にも「それは違う」と思えるものだったからです。そうなってくると、放っておいてもそうなったんじゃないかと思うかもしれませんが、それでも放置するべきものではないのです。さあ、今日も仕上げの解説をしてまいりましょう。
■ ホリエモンや鴨頭さんが絶賛する理由
なぜ本当は天才ではない立花孝志代表のことを堀江貴文さんや鴨頭嘉人さんが絶賛しているのか。まず、僕は堀江貴文さんのことも、鴨頭嘉人さんのことも好きではありませんので、あえて「本当に天才だと思っている」という線は消さないでおこうと思います。僕が思うに、彼らは「本当に天才だと思っている」と扱われるのが本音では一番嫌だろうと思うので、額面通りに立花孝志代表のことを「本当に天才だと思っている人」として受け取ってあげるのが僕たちの礼儀だと思っています。えぇ、堀江貴文さんも、鴨頭嘉人さんも、あれだけ立花孝志代表のことを絶賛しているのですから、そう思っていなければおかしいのです。彼らは立花孝志代表のことを「本当に天才だと思っている人」です。それを前提に、立花孝志代表はN国信者という「お客さん」を持っています。このN国信者というのは、どういう人たちなのかと言うと、ファクトチェックをできないほどに情弱で、立花孝志代表が正義のヒーローに見えてしまうほどに脳味噌が緩く、NHKの受信料を払いたくないぐらいに裕福とは言えず、ネットでホルホルするぐらいに友達がおらず、社会的に成功しているとは言い難い人たちです。そして、堀江貴文さんや鴨頭嘉人さんは、普通の人ではなかなか成功できないビジネスモデルで成功されている方々です。堀江貴文さんはサロンをやったり、ホリエモン大学をやったり、鴨頭嘉人さんは講演一本でたくさんのお客さんを集めています。なぜ堀江貴文さんや鴨頭嘉人さんが普通の人ではなかなか成功できないビジネスモデルで成功できているかと言えば、こうしたお客さんがいるところに出向き、顧客開拓する能力に長けているからであり、これぐらいのバイタリティーがなければ成功できません。N国信者は「新しいお客さん」なのです。
これは自分のアンガーマネジメントができないメンタリストの兄ちゃんもそうなんですが、立花孝志代表が持っている「N国信者」は、新たなお客さんなのです。そのお客さんになってくれるかもしれない人たちに対して「社会的負け組のアホがアホのオッサンに釣られているだけ。おでこにウンコの入れ墨を掘るぐらいの黒歴史であることに気づけ、バカ!」とか「N国はリアルの世界で一切活躍できない情弱の無能どもがネットの世界でホルホルしながらお互いの傷を舐め合っている、ぬるま湯ユートピア!」とか言ってしまうと、その人たちはお客さんになってくれません。お客さんにするためには「立花さんって面白いですね!」なのです。どいつもこいつも予防線を張っているので、決まって言うのは「立花さんは『面白い』」なのです。その能力を全面的に支持するのではなく、あくまで部分的に切り取って「この考え方は天才ですね」と言っているに過ぎません。だけど、立花孝志代表は褒められるのが嬉しくてたまらないので「俺を天才と言っている!」と言ってフル勃起しているのです。僕は部分的な発言だろうと、全体的にはクソだとわかっているのに、あえて「面白い」と言って客を取りに行くような奴もクソだと思っているので、冷ややかにしか見ていません。ホリエモンが世間から賛否分かれて評価されているのは、こういうところだと思っているので。
■ NHKから国民を守る党はオワコン
残念ながら、「NHKから国民を守る党」は完全にオワコンです。縮小することはあっても拡大することはなく、メンタリストのディーゴ先生が言っている「スリーパー効果」もありません。立花孝志代表の選挙をハッキングするビジネスモデルは完全に崩壊し、あとは細々とN国信者を相手に情報商材でも売って生きていくしかないのです。今でも立花孝志代表のことを天才だと思っている信者たちは、立花孝志代表をお支えするためにも、立花孝志代表のようにポジティブになれる49万8000円の情報商材を買ってあげればいいんじゃないでしょうか。立花孝志代表にいくら入るのかは知りませんけど。
立花孝志代表は、天才でも何でもありません。その証拠に、立花孝志代表が築き上げた選挙を使ったビジネスモデルは完全に崩壊しました。YouTubeの広告収入は止まり、国会議員としての議員報酬もなくなり、移動の交通費もタダではなくなって、立花孝志代表の資金は枯渇しているはずです。まだ最後の頼みの綱である「地方議員の上納金」という手段が残っているので、10月30日のN国党総会をワクワクしながら見守ろうと思っているところですが、上納金で運営するためにも地方議員を増やすことが絶対条件で、これからさらにギリギリの戦いになることは確実で、地方の市議選で落選が続くようになると、N国党は完全にぶっ壊れます。
まず立花孝志代表は、参議院議員を辞めてはなりませんでした。なぜN国信者たちが立花孝志代表を支持していたのかと言うと、その天才的な発想で凡人には理解できない「ウルトラC」を炸裂させ、NHKや既得権益をぶっ壊して、この国を良くしてくれると思っていたからです。実際は天才でもなければ、ただ選挙に立候補したいだけの気が狂ったオッサンなので、何一つ期待できることはないのですが、N国信者たちが騙されて期待していたのはそういうことです。いくらNHKから国民を守る党の議席が守られると言ったって、あの浜田聡という見るからに根暗な男が国会で「ウルトラC」を炸裂させるとは思えません。MXテレビの前でマツコ・デラックスさんに抗議していた時だって、気が狂った国会議員のオッサンが暴れているから大変だと思ってマスコミがニュースにしただけで、議員でも何でもない普通のキ〇ガイのオッサンがMXテレビの前で抗議していても「警備員を呼べ!」で終わりです。もう立花孝志代表が何をしてもニュースバリューがないので、東スポさえ報じてくれないレベルです。そうなってくると、立花孝志代表がやっている「NHKをぶっ壊す!」は、「ラッスンゴレライ」や「PPAP」と同じカテゴリーになり、過疎り始めたショッピングモールの小さなステージでやるのがちょうどいいネタになります。キャッチフレーズさえオワコンです。
立花孝志代表に対する失望は、そのまま得票数になって現れます。既に地方議員を生み出すことが難しくなり始めていますが、このまま地方議員を生み出せなくなると、300万円の供託金を出してまで衆院選に立候補しようという人がいなくなります。なにしろ、300万円を出す代わりに、N国党の力で地方議員にしてもらい、4年間ろくすっぽ仕事をせずに、ぬくぬくと年収1000万円以上を手にしようとしているのに、もし落選しようものなら悲惨なことになります。その地域では少なくとも4年間は選挙がありませんので、すぐに議員になろうと思ったら別の街に引っ越して、敷金・礼金・仲介手数料などを払って3ヶ月以上住み、そこでも落選しようものなら、さらに敷金・礼金・仲介手数料などを払って3ヶ月以上住まなければならないのです。こうした物理的な負担に耐え、まったく勝てない自称「選挙界の秋元康」の話を信じ続けられるでしょうか。しかも、10月30日の総会次第では、地方議員はさらに上納金を納めなければならないのです。立川市議の久保田学議員に至っては、立花孝志代表に言われるままに裁判をやって、原告なのに78万5600円を払わなければならず、さっそく議員報酬が差し押さえられているのです。N国党の議員は、おいしくない。これもそのうちバレてしまうことでしょう。
■ イソップ上杉隆幹事長のクソ台本
「NHKから国民を守る党」の上杉隆幹事長が10月24日、突然、「立花孝志代表の選挙を見て辞任することにした」とコメントする短い動画をアップし、一部のスポーツ紙が「上杉隆幹事長、辞任へ」という速報を打ちました。ところが、すぐに「辞任するとは言ったけど、幹事長を辞めるとは言ってない」などと言い出し、なんと、選対本部長を辞めるだけで幹事長は続けるのだそうです。誰も上杉隆さんが選対本部長だと思っていなかったので、「幹事長を辞めると思ったでしょ? でっしょー? 幹事長じゃなくて選対本部長を辞職するでした-! 引っかかってやんのー!」と言ったところで、「うるせぇから、とっとと辞めろよ!」と言われるだけで、N国信者がフル勃起しながら「釣られてやんのwww」と言っていますが、ますますN国が崩壊に近づいただけに過ぎません。これから上杉隆幹事長がみんなから「イソップ上杉」というニックネームで親しまれるだけで、僧侶になってなお嘘こいているのですから、織田無道を上回る胡散臭さです。これからは上杉隆幹事長が何を言ってもまともに信用する人はいないことでしょう。幹事長なのに「イソップ上杉」と呼ばれるようになったオジサンの発言は、これからずっと「嘘かもしれない」と疑われることになりそうです。
悲しいことに、上杉隆幹事長が辞めるという話はN国党に残された最後のニュースです。立花孝志代表が20時以降にマイクを使い、「あえて公職選挙法に違反しているんだ!」と言ったところで誰も相手にしないし、誰かを訴えると息巻いたところで、やはり誰も相手にしないでしょう。そして今回、上杉隆幹事長は「幹事長を辞めると見せかけて、選対本部長を辞めたのでしたー! テッテレー!」をやったあげく、「自分に確認してくるメディアが1つもなかった。俺はジャーナリズムを教育しているんだ」と言っているんですから、「俺たちにジャーナリズムを教えてくれているんだ、ありがたや、ありがたや!」なんていう人は1人もおらず、おそらく満場一致だと思うんですけど、このたびの結論は「頭おかC!」です。こんなに頭のおかしい奴と仕事ですら関わりたくないというのが本音でしょうから、リアルに幹事長を辞めると言い出しても、「また嘘かもしれないからスルーで」と言われ、ニュースにしてもらいたくてもニュースにしてもらえなくなると思います。菅原一秀経済産業大臣のメロンや香典はニュースにする価値があっても、N国党のオッサンたちのクソつまらないドッキリを紹介しているほど紙面が余っているはずがありません。そろそろスポーツ紙にも相手にされなくなってくるわけですから、小さなことまで伝えてあげている僕のことは大切に扱った方がいいでしょう。立花孝志代表やN国信者に言わせれば「宣伝してくれている」わけですから。なお、N国信者が「宣伝に感謝してるぜ!」とか言ってくるんですが、大人は感謝の気持ちを「お金」で示すのです。レポートの一つも買わずに感謝の気持ちだけを述べているカスみたいなN国信者は、クソでも食って寝ていたらいいと思います。しかし、N国信者が宣伝に感謝してくれるので、これからも批判する記事は止めません。これからも期待に応えてまいりましょう!
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
先日、立花孝志代表が20時以降もマイクを握り、「正義のために、あえて公職選挙法を違反しているんだ!」と言っていましたが、20時以降もマイクを握ることに何の正義があるのかが全然わかりません。今まで20時以降もマイクを使う人はいなかったため、N国信者が「画期的なアイディアを思いつく天才だ!」と思ってしまうのでしょうが、どうして今まで20時以降までマイクを使おうと思いつく人がいなかったのかと言うと、それはみんなが凡人だからではなく、「公選法違反だから」です。ルールを守れない奴が議員になって、まっとうな仕事をできるはずがないものですから、みんな、しっかり20時を守っていただけの話。つまり、立花孝志代表は天才なのではなく、不法行為を平気でやってくる危険な思想のテロリスト。ただの政治家にしてはいけない無収入ニートの借金オッサンなのです。とっとと年利15%というアホみたいな利率で借りた1億円を返済した方がいいでしょう。