
「女性だけの街」の元ネタと「優しさ」資源の話
少数派のためだけの便利で快適で清潔で安全な街づくりを推し進めましょう。多数派が。
しばらく前、「女性だけの街」というミームが一部の暗黒インターネットで流行った。
今回はその元ネタの話である。
「女性だけの街」を発したひとはきっと普段男性に由来する被害感情が強く、自信の不安や苦痛への責任を男性そのものに求め、自身が傷つけられない安全に過ごせる街が欲しい、程度の素朴な呟きだったのだろう。男性全てが自分の敵である価値観に生きているひとがそうした素朴な気持ちを呟くこと自体はそんなに不自然ではないと個人的には思う。
それよりも賛同する女性だけの街移住希望者や、未来の建国の英雄たちが自身のできることを表明し、建国の助けになろうとしていたのが印象的だった。
https://twitter.com/akihiro_koyama/status/1526869240716075009?s=21&t=RxusJKhqIJ4FHW_BTREY-w
「司法」「施工管理」「建築設計」「都市計画」「住宅設計」…。現場で手を動かす気のあるメンツが極端に少なくて草生える。 https://t.co/qhMM0i6cFS
— 小山(狂) (@akihiro_koyama) May 18, 2022
そうした未来の建国の英雄たちに対して、心無いアンチフェミニストたちは正論で殴ったり、自身の役割を軽視されたことに憤ったり、時には草を生やしたりしていた。全くひどい話だ。
彼女たちが「女性だけの街」をリアリティのあるものとして語る背景に、その元ネタをあたることで迫っていこうと思う。
先に断っておくが、「女性だけの街」を最初に発したひとがその元ネタを知っているかはわからない。
しかし、上記に賛同し建国を求めている人たちや、それを攻撃する悪しきアンチフェミニストを批判するひとの中には、元ネタを知った上でそれが実現すべき目標であり、実現可能であると信じていたひとたちがいたはずである。
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