VScodeでPythonの環境構築!インストールや使い方について
VScodeはMicrosoftが提供する無料のソースコードエディタです。
私自身そこまでプログラミングに詳しいわけではありませんが、ChatGPTなどを使いながらやれば、簡単な処理はできるようになりました。
どんな作業でも効率化できることが多いので、今回はVScodeを使ってpythonを使う方法をご紹介します。
vscodeとは?
Visual Studio Code(以下、VSCode)は、Microsoftが提供する無料のソースコードエディタです。
軽量かつ機能が豊富で、さまざまなプログラミング言語をサポートしています。
また、拡張機能も豊富なので、用途に合わせたカスタマイズが可能です。
vscodeで出来ること
VSCodeには以下のような機能があります。
コードエディタ:シンタックスハイライトやコード補完機能を備え、効率的なコーディングをサポート
デバッガ:コードの実行を途中で停止し、変数の値を確認したり変更したりすることで、バグを発見
ターミナル機能:エディタ内でコマンドラインを使って他のターミナルアプリケーションを開く手間が省ける
Git統合:Gitの操作がエディタ内で行え、ブランチの作成やコミット、プル・プッシュ操作が簡単に行える
拡張機能:マーケットプレイスからインストールすることで、新しい言語サポートやフレームワーク対応を追加
Notebook機能:データ分析や機械学習に役立つJupyter Notebook形式での操作が可能
pythonのインストール
VScodeでpythonを使うには別途インストールする必要があります。
ですので、先にpythonをインストールしておきます。
※インストール済の方は飛ばしてください。
1.pythonのダウンロード
Pythonの公式サイトにアクセスし、「Download Python X.XX.X」をクリックします。
※2024年11月時点で最新verはPython 3.13.0です。
もし自分で指定のバージョンをインストールしたい場合は、下記ページの「Looking for a specific release?」のところで特定のバージョンをダウンロードしてください。
https://www.python.org/downloads/
2.インストーラの実行
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして実行します。
3.インストールウィザードの設定
インストーラを起動したら「Add Python to PATH」にチェックを入れてください。
これにより、Pythonコマンドをコマンドプロンプトから直接実行できるようになります。
次に「Install Now」をクリックして、デフォルト設定でインストールを開始します。
以上でPythonのインストールは完了です。
vscodeのインストール方法
1.公式サイトにアクセス
まずMicrosoftのサイトにアクセスします
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code
2.ダウンロード
「Visual Studio Code をダウンロードする 」をクリックします。
自身の環境に合わせたものをダウンロードしてください。
※この記事ではwindowsの手順で進めます。
3.インストーラーを実行
ダウンロードしたファイルを実行し、インストールウィザードに従ってインストールします。
特別な理由がなければデフォルトのまま進めて問題ありません。
4.インストール完了
インストールが完了後、VSCodeを起動するにチェックを入れた状態で終了すれば、自動的に起動します。
vscodeで最初にやる設定
1.日本語化(必要なら)
拡張機能から「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールすることで、日本語に切り替えられます。
左側のアイコンから検索窓に「japanese」と入力して「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールしてください。
インストールすると言語を日本語にして再起動しますか?と出るので、「Change Language~」をクリックします。
これで日本語化は完了です。
2.フォルダの作成
pythonのデータなどを置いておくフォルダを作ります。
フォルダを作ることでVScode上でpythonファイルの切り替えやデータの読み・書きが簡単に行えます。
まず任意の場所に何らかのフォルダを作成しておいてください。
例)C:\python_sample
左サイドバーのフォルダを開くから作成したフォルダを開きます。
あとはこのフォルダ下でデータのやり取りが可能です。
3.Pythonのインストール
VScodeでPythonを使うための拡張機能が必要です。
日本語化と同じように拡張機能からpythonを検索してインストールします。
これでpythonを実行する準備は完了です。
VScodeでpythonを実行
pythonを実行するには主に2通りの方法があります。
・Pythonファイル(.pyファイル)
・Notebook(.ipynbファイル)
Pythonファイル(.pyファイル)
pythonファイルは拡張子が.pyのファイルで、コードを書いて保存すれば、ターミナルからそのファイルを実行できます。
左サイドバーの作成ボタンから名前を〇〇.pyにしてファイルを作成します。
例)test.py
なお、ショートカットキー「Ctrl+Windowsキー+alt+N」からpython fileを選択しても作成できます。慣れるとこっちの方が楽かもです。
ファイルを選択すれば、右側のエディターで中身を編集できます。
ここにコードを書いていきます。
よくある例ですが、以下はhello world!というテキストを表示できるコードです。
print('hello world!')
書いたら一度Ctrl+Sなどで保存しておいてください。
次にメニューバーのターミナルから新しいターミナルを開きます。
ショートカットキー「Ctrl+Shift+@」でも開けます。
下にターミナルが表示されるので、「python test.py」と入力して実行します。
hello world!と表示されていれば、先ほど保存したtest.pyが無事実行できているということです。
こんな感じでpythonファイルに処理を書き、ターミナルでそのファイルを実行するというのが1つの方法です。
Notebook(.ipynbファイル)
notebookはファイル単位ではなく、セル単位でコードを実行することができます。
Google Colabがこのタイプなので、Stable Diffusionをcolabで使っている方は、馴染みがあるかもしれません。
Notebookは、名前を〇〇.ipynbと付けて作成してください。
pythonファイルと同じように選択するとエディターで中身を編集できます。
pythonファイルと同じように「print('hello world!')」と入力しました。
次にnotebookを実行するための拡張機能をインストールします。
右上にある「カーネルの選択」をクリックしてください。
真ん中上部に「拡張機能の候補~」と出るのでクリックします。
これで自動的にインストールされます。
インストール後、もう一度カーネルの選択をクリックしてpython環境を開きます。
最初にインストールしたpythonのバージョンが表示されると思うので、そちらをクリックしてください。
右上にあった「カーネルの選択」という部分がpython x.xx.x~になっていれば、pythonが実行可能な状態です。
この状態で左側にあるボタンを押すと、対象のセルが実行されます。
ショートカットキー「Ctrl+Enter」でも実行可能です。
これでvscodeでpythonの環境構築ができました。
本当に最低限のことしか書いていないので、今後は具体的な使用例なども一緒に紹介できたらと思います。
以上VScodeでPythonの環境を構築する方法について解説しました。
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