研究室楽しかったな~
こんにちは、帆立です
今年もklisアドベントカレンダーの季節ですね 。
実は帆立、klis卒業生です(知ってる人も多かろうが...)今年の3月に卒業し、大学院生となりました。klis生の進路は主に①就活する ②筑波大大学院に進む の2つがあります。私はここ5年ぐらい出ていない、③外部進学 を選びました。
外部進学した理由はいくつかありますが、様々なタイミングが重なった結果、東大を選びました。実はつくばの大学院も受験していました。でも、自分の意思で結局はつくばを出ることを選択してしまいました。
Twitterが思いのほか伸びてしまって、今や東大院生を名乗るようになったのですが(まあ、嘘ではない)、つくばを出るべきかどうか、院試シーズンは凄く思い悩んでいました。せっかくつくばでたくさんの友人ができたのに、それを置いて出てしまうのか。つくばを出てしまったら、もう二度と住むことはないだろうしあの学生街独特の、ゆるっとした空気の中で暮らすこともないんだろうなと思っていました。自分の意思で、ここを出ていって後悔しないだろうか?という当時の思いは、今でも鮮明に残っています。
それでも、自分の将来のためにつくばを出ることを決めたのだから、後悔はしたくないと毎日悔いがないようにがんばっています。
それほどつくばが好きだったんだなあと思います。1年経っても、つくばがふと恋しくなるときが来ます。飲み会帰り、静かで湿っぽい空気の中歩いて帰るとか、寒いのにいつまでも立ち話したこととか、些細なことをずっとずっと思い出しています。そういうときは大体研究(授業・就活)が上手くいっていないときなのですが。
わたしのklisの思い出は、主に研究室に詰まっています。わたしの人間関係のほとんどはサークルが中心だったので、研究室に配属されるまで、学類の中で仲のいい人は数えるぐらいしかいなかったです。
私が所属した研究室はハードだと噂されていました。しかし厳しさはあれどまったくブラックでは無かったし今でもメンバーと「私たちは〇〇先生に教育されたね」と話すことがあります。
12月から始まった研究室は、そこから1年後の12月まで毎週あって、私たちはklis内で最も早く卒論を完成させたのではないかと思います。
週に1回の進捗報告は最長4時間でした。始めは遠慮し合って他の人の発表にツッコミを入れられなかった私たちですが、途中からバシバシ議論していました。ゼミが始まってすぐの冬休みの課題は、10本論文を読んでくることでした(始めからハードだな)。2月は長時間の進捗報告が嫌で病んでた記憶もあります。3月は就活する子達が就活と卒論の両立で暗い目をしていました。みんな辛そうな顔をしていたので、当時卒論を書き終わった先輩を召喚して就活との両立について話してもらいました。
4月は私が本格的に進路を決める時期で、院試勉強が間に合わなくて発狂しそうなぐらい忙しかったです。研究室の同期が次々彼氏が出来て、楽しそうで、みんなの彼氏の話を聞きながら計画書を書いていました。自主運営する勉強会は、みんなやる気がないながらも1冊完走しました。えらい!5月〜6月は中間発表に向けて震えていました。夏休みはみんなで作業したり、私の院試対策に付き合ってもらったりしました。
みんなでクリスマスに集まってケーキを食べたり、被った授業の期末テスト対策をしたり、研究計画を書きながら恋愛の話をしたり、合同研究会に向けて半泣きで資料作ったり、始末書を書いたり(←!?)していました。
一番の思い出は、卒論の着手発表の雰囲気が怖いからとメンバーみんなで発表会会場の最前列に座り、温かい拍手を送り合ったことです。スタンディングオベーションは周りの目が怖くて辞めました。発表会中に研究室LINEで褒め合ったのを覚えています。たしかに、1番前でみんなが聞いてくれてるのを見て、ほっとした記憶があります。
「〇〇研は仲良しだね」と周りから言われていました。私含め、誰1人として研究に対するモチベはなかったと思いますが、毎日誰かしら研究室にいて、雑談をして、たまに卒論書いて、たまにご飯食べに行って、というあの生活が、もう1年も前なんだと思うと寂しく思います。
今は大学院生として、1人でリサーチクエスチョンを練って、発表資料を作って、進捗報告に向かっています。いつでもあのときに戻りたいなあと思っています。研究室で夜遅くまで作業しているとふと感傷的になったりもします。
それぐらい、楽しかった1年間でした。メンバーが仲良しで、メンバーが居なかったら私は論文なんてとっくに書くのをやめていたと思います。あの楽しかった研究室の思い出が今の大学院生の私を作っている気がします。
4年生は今卒論が佳境を迎えていますね。うちの研究室は11月で全て書き終わっていましたが、この時期は修正に追われてけして心穏やかではありませんでした。みんなで励まし合いながら書いた記憶があります。身体を壊さず、適度に追い込みましょう。
3年生は、卒論をより良いものにするために良い人間関係を研究室内で築いてください。1年の大半を共にするメンバーです。大事にしましょう。
なんだかんだ辛いことも多かったですが、研究室はとても楽しかったです。皆さんの研究室生活もそうでありますように。