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今さら文学フリマ東京41の御礼

文学フリマ東京41、ありがとうございました!
すみません、こういうのってどう考えても終わった直後に書いた方がいいと思うんですが、毎度一回放心する工程を挟まないと筆が進まず。。

ブースに遊びに来ていただいた方々、本当にありがとうございました。お会いできてうれしかったです。

さて、文学フリマ東京、今回もブース出店数も来場者数も過去最高ということで盛況でしたね。
一方でこんなにブースが多いと「埋もれてしまう」という話もあり、わたし自身も「見つけてもらえるには?」ということを毎度考えています。

今回は姉夫婦に途中スケットに来てもらったこともあり、ブースもゆっくり回れたので、そこでの気づきを書いていきます。

ブースのはなし

ブースはこんな感じでした

本が今回の新刊をあわせて6冊と、結構増えてきました!来年も新刊を作ったら陳列の仕方を考えないといけなさそうです。

陳列微妙かな〜、と個人的には思っていたんですが、文フリに来た姉曰く、このブース、比較的「分かりやすい」らしいです。

会場の中歩いていると、このブースがどういうブースなのか、「気になる」以前にわからないんだと。
姉は本は好きですが、文学フリマは初めてでどちらかというと内向的なので、どんなお店かわからないと厳しいんだと思います。(私も同じな気がする)

そういう意味では、ブース名(私の場合はコンセプトも含まれる)や、私自身の紹介を吊り下げたのがよかったのかも。
エッセイか小説か、とかそういう大きな括りだけでも、分かりやすくしておくと良さそうです。

ただ、自分が陳列する側になると本が増えれば増えるほど、「その本がどんな本なのか」を一目でわかるように陳列するのは難しくなる思いました。

本種自体を制限してもいいんですが、やっぱりある程度色々なテイストの本があった方が見栄えもする気がするので、どちらがいいのかは今後も試行錯誤かなと。

コンセプトの話

あと今回一番感じたのは、本のコンセプトをとがらせることの大事さです。
特にこの広い会場で、初めましての人に見つけてもらうとなった場合には特に。

私の本は半年〜一年くらいで書いたエッセイなり日記を絞ってまとめているので、全部一言で言えば「日常エッセイ」なんですよね。

それが悪いわけではないですが、エッセイって大体「日常エッセイ」なので、ブースが並んでいた時に目をひかないというか。

自分のブースの場合は「内気さ」にフォーカスしてる部分はあるのでそれに惹かれて立ち止まってくださる方が多いのですが、それと同じように「引っかかり」や「仕掛け」のある本を作れたら、もっと出会いの機会が広がるかな〜と思いました。

実際に「盛況なブース」というのは、日常エッセイは日常エッセイでも「〇〇な人がこうなるまでのあれこれ」みたいな、分かりやすいキャッチがついてる気がします。

一番手に取ってもらえた本のはなし

今回一番手に取っていただけたのは新刊エッセイ『日々に名前をつけるなら』でした。それは「新刊」で目立つところに置いていたのもありますが、装丁も良かったのかもしれない時思っています。

私が作っている本は基本的には綺麗め、もしくはクールめのデザインにすることが多く、新刊もその雰囲気はあります。
ただ、新刊エッセイは暖色で、タイトルも手伝って「明るい話が書かれていそう」な印象だったのかなと。

日々に名前をつけるなら

新刊の巻頭は夫と漫才コンビ的な掛け合いをする話で、立ち読みしてくださった方も明るい印象を持ってくださったのかも?

もっと著名な方であればあまり関係ないかもですが、指名して買ってもらうより「見つけてもらう」割合が多いので、そういう時に「明るい印象」がある本の方が手に取りやすいのかもしれないですね。

文学フリマ東京42にむけて

実はもう次回を申し込んでいます(笑)

次回も新刊(できれば多少尖ったやつ)を作りたいのと、毎回言って実現してない名刺をなんとかしたいですね...

Xをみると、文学フリマは規模が大きくなりすぎて良さが失われてしまった、とか、商業作家の出店に対してのあれこれなど、色々意見がありますが。

わたしは初めて出店した時の、「こんなに書いている人がいるんだ」という感動をずっと信じていて、迷っている方がいたら背中を押したいです。

あの空間にいる人は、皆広い意味で同志だと思うので、半年後にまたビックサイトで会いたいです。

あらためまして、皆様お疲れ様でした!またパワーアップして会えんことを!

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