暇空裁判が終了しました。皆様の応援、本当にありがとうございました。
2023年1月、唐突に暇空茜氏から訴えられられてから始まった裁判ですが、おかげさまで、当方被告事件は完全に勝訴で確定、
また、当方原告事件は一部勝訴(11月18日判決)となり、最も許せなかった肖像権侵害部分で勝訴することができましたので、双方控訴せずに12月に確定しました。
https://note.com/1623354/n/nae7851a3fc70
暇空から賠償金は支払われ、肖像権部分は私の顔が映らないように処理されたことを確認しております。
当方原告事件については、名誉毀損部分が認定されなかったので、ちょっと残念に思っており、この点で控訴することも検討しておりましたが、
🍄 裁判所の判断の主要な根拠は「ナニカグループ」「公金チューチュー」という表現が私個人に向けられたものではない、という点にあるので、控訴審でこの点を確実にひっくり返せるという見通しまでたたなかったため、自分の時間をもっと有意義なこと、もっと楽しいこと、不毛でないことに使いたいと思うに至ったこと
に加え、
🍄暇空氏の「ナニカグループ」「公金チューチュー」に関する弁解が、極めて矛盾に満ちたものであって、支持者を著しく落胆させるような内容であったと評価できること(その内容はnoteで入手可能ですが、「ナニカグループ」も「公金チューチュー」も違法な存在ではなく、公金チューチューとは公金の不正受給ではなく、そのように指摘されても社会的評価が低下するような意味で使用していないと必死で主張してきました。ただ、Colabo、角田弁護士や太田弁護士等には相変わらずひどい主張をしていましたが)。
🍄「ナニカグループ」「公金チューチュー」が公金を巧妙にせしめる団体あるいは巧妙にせしめるために結成された団体との事実摘示であることを裁判所が認定しており(判決の11頁、13~14頁)、もし、同様の言及を特定の団体が名指しで受けた場合は、この判決を援用して名誉毀損が認められる下地をつくれたこと
から、訴訟の目的はある程度達成したと考えた次第です。
是非、この判決を活用して、不当な言いがかりをつけられた団体の方におかれては、理不尽な形で泣き寝入りをされるのではなく、名誉回復の手段を講じていただけることを願ってやみません。
今年2月に、対暇空で実質的な勝訴第一号となりまして、東京地裁で次につながる良い判決をいただき、その後の暇空敗訴のの流れを作ることができたという意味でこの一年は皆様のおかげで大変意義ある、痛快な展開でした。
世の中には、理不尽に攻撃されている人たちの側に立って応援してくださる方々がかくも多いことを実感しました。画像や情報をお寄せくださって、またSNS上で温かい励ましをいただき、カンパで応援してくださり、私たちの裁判を支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。SNS社会も捨てたものではない、ということを実感してとても温かい気持ちになりました。
暇空茜氏の勢いは一頃の勢いは全くなくなり、見る影もない、という状態まであと一歩ではないかと思います。
もともと暇空を提訴した動機は以下のようなものでした。
しかし、誹謗中傷やフェイクによって民主主義が歪められたり、突然標的となった人が一斉に理不尽な攻撃を受けるという事象は、暇空氏に関わる現象をはるかに超えて今、広がりを持っています。今後は別の形で弁護士として、こうした問題にも取り組んでいきたいと思います。
みなさまの応援、本当にありがとうございました。
新年以降もどうぞよろしくお願いいたします。そして今も不当な攻撃にさらされている方々を引き続き応援していただけると嬉しく思います。
伊藤和子