ジャック・ホワイトはザ・ホワイト・ストライプスのバンドメイトだったメグ・ホワイトが50歳の誕生日を迎えたことを受けてソーシャル・メディアで祝福している。
ジャック・ホワイトは自身の公式インスタグラムにザ・ホワイト・ストライプスのドラマーにして元妻でもあるメグ・ホワイトのポラロイド写真を投稿して、キャプションで次のように述べている。「姉の偉大なるメグ・ホワイト、50歳の誕生日おめでとう。あなたはオンリー・ワンの存在だ。慣習を打ち破ったんだ。私を含め、あなたは今も人々に刺激を与えている。本当に愛しているよ」
ジャック・ホワイトとメグ・ホワイトは1997年にザ・ホワイト・ストライプスを結成しており、その後21世紀で最も成功を収めたバンドの一つとなっている。ザ・ホワイト・ストライプスは1999年から2007年までに6枚のアルバムをリリースしており、2011年2月に解散している。
ザ・ホワイト・ストライプスの解散後、ジャック・ホワイトはソロのキャリアに乗り出したが、メグ・ホワイトは引退して、ミシガン州デトロイトに戻っている。2014年の米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでジャック・ホワイトはメグ・ホワイトの感情的に控えめな性格がバンド内の緊張の原因になっていたことを明かしている。「スタジオでやっていたとして、驚くような瞬間があったとする。自分が『すごい! まさに新しい世界に突入したぞ』なんて言うと、メグは黙って座っているんだ」
「リンゴ・スターが『エルヴィスにはいつも申し訳なく思うんだ。だって、ザ・ビートルズではどんな感じだったかを語り合うことができたからね。エルヴィスは一人だっただろ』と語っていたけど、『もう一人が話さない二人組でやってみろよ』と思ったのを覚えているよ」
しかし、ジャック・ホワイトは同じインタヴューでメグ・ホワイトに以下のような賛辞を寄せている。「ステージで彼女を見ると『ここにいてくれるなんて信じられない』と思うんだ。バンドにとって、自分にとって、音楽にとって彼女がどれだけ重要な存在か、彼女も理解していないんじゃないかな」
ジャック・ホワイトは次のように続けている。「彼女は今どきのドラマーに対するアンチテーゼだった。だから、子どもっぽいのに、信じられないほど刺激に満ちているんだ。喋らないことなんてどうでもよかった。ステージでは特にね。自分なんかが何をしても、その上にはいけないんだ」
ザ・ホワイト・ストライプスは二人の関係を姉弟としていたが、2001年に二人が1996年に結婚して2000年に離婚していたことが明らかになっている。しかし、ザ・ホワイト・ストライプスはその後も姉弟であるという主張を続け、2005年の米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで次のように語っている。「二人組のバンドについて夫婦やカップルということになると『そういうことか』となるだろ。でも、姉弟ということであれば『面白いかも』ということになる。バンドで関係を保とうとしているとか、交際についてじゃなく、音楽に関心がいくんだよ」
昨年、ジャック・ホワイトはザ・ホワイト・ストライプスのメグ・ホワイトのドラム演奏を巡る議論に言及している。ラクラン・マーケイというツイッター・ユーザーがメグ・ホワイトのドラミングについて批判したところ、ジャック・ホワイトは以下のような詩を投稿している。「この時代じゃなければいつでもいい。別の時代に生まれていたらよかっただろうに。100年後でも、1000年後でも遠く離れた違う時代に」
「血を求めるデーモンや卑怯者、吸血鬼などがいない、素晴らしいものを育むポジティヴなインスピレーションがある時代に」
一方、ジャック・ホワイトは2025年3月に来日公演を行うことが決定している。
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