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ABBAヴォヤージのデジタル公演は新たな統計によればイギリス経済に14億ポンド(約2700億円)の経済効果をもたらしたと報じられている。

1979年のABBAのメンバーのアヴァターをつかったABBAヴォヤージのデジタル公演は2022年5月から始まったが、これは2024年5月まで2年間の総額を計算したものとなっている。

この時期にABBAヴォヤージのデジタル公演には200万人を超える観客が訪れているが、そのうちの31%はUK以外からの旅行者だという。

音楽・カルチャー・クリエイティヴ経済のコンサルタント企業であるサウンド・ディプロマシーによれば、来場者はクイーン・エリザベス・オリンピック・パークで行われている公演のチケット代に加えて、ロンドンで1日平均220ポンドを使っているという。

最も影響を受けているのはニューハム、ハックニー、タワー・ハムレッツ、ウォルサム・フォレストの各区で、この地域のレストランやバーは5126万ポンド、商業店舗が2728万ポンド、宿泊施設が6638万ポンドの経済効果を受けているとされている。

ロンドン市長のサディク・カーンは次のように述べている。「ABBAヴォヤージはロンドンにとって驚異的とも言えるサクセス・ストーリーであり、10億ポンド以上の経済効果をもたらし、この首都が音楽とカルチャーの世界的リーダーである理由をあらためて示しました」

「ファンタスティックな公演はABBAの不朽の人気の証であると同時に文化的・経済的・社会的利益ももたらしています。ロンドンはABBAヴォヤージを開催できることを誇りに思い、このユニークなコンサートを観に遠くから訪れるファンを歓迎し続け、すべての人にとってより良いロンドンを築いていくことを楽しみにしています」

今年10月、公演を主催するアニアラ社がイギリスのカンパニーズ・ハウス当局に提出した書類によると、2023年の興行収入は1億ポンドを超えると報じられている。

2023年は109万7597人の観客が訪れており、97.8%の集客率となっている。チケット収入は1億366万5597ポンドとなり、税引前利益は606万5402ポンドとなっている。これは7ヶ月の稼働だった2022年の299万757ポンドの2倍位上となっている。

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