「ジブリパーク」内でキャラクター像の胸つかむ・スカート内撮影の不適切写真が物議 運営元にも批判の声も「回答を控えたい」の姿勢変えず(1/2 ページ)
『女性自身』の取材に対して「ノーコメント」と回答したことに対しても、批判が高まっています。
2022年11月に開園した愛知県の「ジブリパーク」内で、利用客によるキャラクター像を利用した性犯罪を想起させる写真撮影が物議を醸しています。また、『女性自身』の取材に対し、運営元が本件について「ノーコメント」と回答(記事は2月24日に掲載)したことを受け、利用客のみならず運営元に対しても批判の声が高まっています。
ねとらぼ編集部では、批判が強まっている現状を受け、ジブリパーク(スタジオジブリと中日新聞社が共同出資して設立した新会社)広報事務局に問い合わせましたが、変わらずコメントは控えるとの回答でした。
ジブリパークは愛知県の整備費340億円の投資を受け、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開園しました。問題の写真は、「ジブリパーク」内に設置されたキャラクター像を用い、性犯罪を想起させる構図で撮影するというもの。入場客が「ゲド戦記」に登場するテルーの胸部を後ろからつかんだり、「思い出のマーニー」に登場するマーニーに対して、スマホで下からスカートの中を撮影したりする様子が、2月22日ごろからSNS上で拡散されていました。
その後、2月24日に『女性自身』がジブリパーク広報事務局に取材したものの、「今回の件に関しまして、ノーコメントとさせていただきます」として、回答を得られなかったと報じた記事を掲載。ジブリパーク広報事務局が明確な対応方針を示さなかったことに対して、批判の声が高まっています。
愛知県の大村秀章知事は3月9日、臨時知事記者会見のなかで、「極めて不愉快な話だと思う。ジブリパークは大人から子どもまで、スタジオジブリの作品のなかに入って楽しんでいただくものである」「くれぐれもやめてほしい。そういうことするなら利用してほしくない、来ないでいただきたい」と不快感を示しました。
大村知事によると、三鷹の森ジブリ美術館(管理運営は公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団)でも過去に同様の問題が発生し、該当の利用客を注意したところ、「逆ギレで激高される」ようなことがあったため、ジブリパークはそのような行為には対応しない・相手にしない方針を取っているとのこと。一方で、県からジブリパークに、同様の確認した場合には利用客への注意を徹底するように伝えたとしています。
ねとらぼ編集部ではジブリパーク広報事務局に対し、性的な写真撮影についての対応や、『女性自身』の取材に対してノーコメントとした背景などについて問い合わせましたが、「今回の事案に関しましては、ジブリパーク社としてのコメントは控えさせていただきます」として回答は得られませんでした。
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