「檄を飛ばす」「なし崩し」この意味分かる? 文化庁が「国語に関する世論調査」の結果発表
言葉に対する新たな認識が定着しつつあることが現れています。
「檄を飛ばす」や「なし崩し」といった慣用句を、6割以上の人が本来とは違うとされる意味で認識していることが、文化庁の「国語に関する世論調査」で分かりました。
この調査は同庁が毎年行っているもので、平成29年度(2017年度)は16歳以上の男女2022人が回答。慣用句の意味に関する質問では、「檄を飛ばす」について、本来の意味とされる「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」と答えた人は22.1%、「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」と答えた人は67.4%となりました。
本来「少しずつ返していくこと」とされる「なし崩し」も、「なかったことにすること」と答えた人が65.6%。「やおら」については、本来の「ゆっくりと」と認識している人が39.8%、「急に(いきなり)」ととらえている人が30.9%と、比較的拮抗しています。
同庁は「采配を(振る/振るう)」「溜飲を(下げる/晴らす)」「白羽の矢が(立つ/当たる)」のように、言い方がぶれがちな慣用句についても調査(スラッシュの左が本来の言い方とされるもの)。このうち、「溜飲を下げる」と「白羽の矢が立つ」は、本来の言い方で認識している人が多数派に。「采配を振る」は、本来とは異なる「『采配を振るう』を使う」と答えた人が56.9%と過半数を占めました。
この調査では、時代に伴い言葉が変化し、新たな解釈・認識が定着しつつあることが示されました。ほかにも、「ほぼほぼ」や「目線」といった新語の認知度や、「ガイドライン」や「インバウンド」といったカタカナ語への意識など、興味深いデータが出ています。
(沓澤真二)
関連記事
- 「コマンドー」テレ朝版吹替、世界初のスクリーン上映が決定 2部は応援上映というマッチョマンすぎる内容
「第三次世界大戦だ!」と言いたくなるモリモリマッチョな企画。 - 海外のアニオタ刑事ドラマ待望のシーズン2公開 「サイバイマンのクッションが爆発してヤムチャる」「ナレ死」
ややシリアスよりな雰囲気になったものの、ネタのキレは変わらず。 - 今度の休みはどこに行く? トリップアドバイザーが「動物園・水族館ランキング2018」を発表
動物園部門は和歌山・アドベンチャーワールド、水族館部門は沖縄・美ら海水族館が1位に。 - ゲーマー日日新聞(出張版):遊ぶにつれて感情を失い、やがて冷酷な資本家となる―― なぜ「ダーケストダンジョン」は“ブラック企業RPG”と呼ばれるのか
次々発狂し、心が壊れていく仲間をどう扱うか。 - Eテレ攻めてるな! 岡崎体育、社会科番組「アクティブ10公民」レギュラー出演決定 テーマソングも担当
体育じゃなくて公民の番組です。 - GirlsAward 2018 A/W:K-POPガールズグループ「MOMOLAND」の腰クネダンスに女子熱狂! 圧倒的美脚を見せつける
今後の活躍が楽しみなガールズグループです! - Steam初の無修正アダルトゲーム「Negligee: Love Stories」、日本を含む26か国で販売できず 各国の法に準拠するため
ですよね……。 - ヤクルトがNetflix効果で海外で爆売れ!? ヤクルト広報「話題になってるのは把握してます」
意外なところで話題に。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
-
「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
-
フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
-
大谷翔平の妻・真美子さん、「5000円バッグ」「特製ジャケット」に注目 2024年のファッション
-
西川貴教イメージのクリスマスケーキに“ぐちゃぐちゃ”報告…… 大手スーパー謝罪 「心よりお詫び」
-
「一生ツボってるwww」 ミスドで「ディグダ」購入→よく見ると…… “あるはずないもの”が150万表示
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
道北から旭川より遠い札幌を目指すのはなぜ? 稚内市民が解説したイラストに「納得」「天気さえ良ければ」の声
-
母「昔は男性の誘いをたくさん断ってきた」→本当? 娘が公開した“信じられない姿”が驚異の1100万再生「とても衝撃的」【米】
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」