売れず廃盤になった無印良品「4コマノート」 ネットでクリエイター達が使い道を紹介→人気に火つく
良い使い方が紹介できず廃盤→ネームやプロットづくりに便利と話題に
この春に再販された無印良品の商品「週刊誌4コマノート・ミニ」が、ネームや絵コンテづくりに便利だとTwitterで注目を集めている。
商品は、ページに4コマの枠が2つずつ書かれたA5サイズのノート。再生紙を使っており、88ページ100円(税込)。2007年〜2009年に販売してから一度廃盤となっていたが2012年以降は定期的に再販されている。今回も多くの再販の要望を受け、セール期間「無印良品週間」に合わせて数量限定商品としてまた登場した。全国の無印良品店舗や公式販売サイトで、春と秋に3万冊ずつ販売する。
Twitterでは漫画家のSILVAさん(@silva_299)が再販を受け、「このページ数でこの値段です。常に持ち歩いて、いつでもどこでもすっとネーム出来る」と使い勝手とコストパフォーマンスの良さを紹介したところ、1万5000回以上リツイートされ話題に。アニメの絵コンテや映画のプロットなど、各分野のクリエイターから話づくりに便利との声が上がっている。ほかにもそのまま4コマ漫画を描く人、料理のレシピを書き留める人と、使い道はさまざまの様子。
元は漫画家などクリエイターを意識して開発した商品ではなかった。良品計画の担当者によると、「文庫本・単行本・週刊誌などの活字を抜いて自由な発想で使ってもらえるノートを作ったら面白いのではないか、というところからこの4コマノートを開発しました」とのこと。しかし定番商品として販売していたころは店頭でうまく使い方を表現できず、さほど売れずに廃盤になってしまったという。
再販後のネットの反響について、「今はネットでさまざまな使い方を拡散してもらえるので、スポットを浴びることができ、お客様にも喜んでもらえてうれしいです」とステーショナリー担当者。公式販売サイトでは近日中に再入荷予定。店頭ではまだ扱っているところが多く、各店舗の在庫はサイトから確認できる。
(黒木貴啓)
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