都市伝説かな？　都内に出没「幻のタクシー」の不思議

　お笑いコンビ・麒麟の川島明さんがTwitterで、絶品「コーヒーご飯」の作り方をツイートしています。

　コーヒーならではの渋みと香ばしさが絶品という「コーヒーご飯」。しかし一体どこでそんなレシピを……？　気になって過去のツイートをさかのぼってみると、なんでも「幻のタクシー」の運転手さんが教えてくれたのだとか。ん？　いま幻のタクシーって言った？　そっちの方が気になるんですけど！

　川島さんが幻のタクシーに出会ったのは1月13日の夜。どのへんが幻なのかというと、車内にうまい棒やアメなどのお菓子がぎっしり置かれていて、乗ると運転手さんがお菓子や缶コーヒーをくれるのだそう。川島さんが驚いていると、運転手さんは「このタクシーはね、知る人ぞ知る幻のタクシーって言われてるんですよ」と言ってさらにお菓子をくれたそうです。

　また運転手さんが言うには、そのコーヒーで炊くご飯がまたおいしいのだとか。ウソかホントか、家に帰った川島さんが試してみると――「めちゃくちゃうまい」！　ほうじ茶で炊いたような香ばしさがあり、さらにキリッとした渋みが後味を引き締めてくれるのだそう。

　なんだか白昼夢のようなエピソードですが、ほかにも検索してみると「幻のタクシーに出会った」というツイートがちらほら。どうやら「幻のタクシー」なるものが都内を走っているのは本当のようです。

　正体が気になったので、とりあえず東京の大手タクシー会社4社に電話で問い合わせてみましたが、やはり返ってくるのは「知らない」「ちょっと聞いたことがないですね……」という返事ばかり。そもそも「お客に何かを渡す」という行為自体、普通はやらないことなのだそうです。

　ただ、中には「ネットでウワサになっているのは知っています」という人も。タクシー会社の中にも、ウワサで聞いたことがある人は一応いるようです。

　ちなみに川島さんのツイートにあった「コーヒーご飯」ですが、どんなコーヒーでもいいわけではなく「あのコーヒーでないとおいしく炊きあがらない」のだそう。どうやらユナイテッドコーヒージャパンという会社の「カフェグレコ エスプレッソ ブラック無糖」という製品のようですが、現在Amazon.co.jpでは取り扱いナシ。メーカーに聞いてみると、「すでに販売は終了していて、あとは販売店に残っているだけ」とのことでした。タクシーだけでなくコーヒーも幻とは……。

　謎が深まる「幻のタクシー」と「幻のコーヒーご飯」。もし幻のタクシーに出会えたら、ぜひ試してみたいものです。

すでに販売終了している「カフェグレコ エスプレッソ ブラック無糖」