“大人だからこそ気軽に楽しめる”それが「龍が如く」だ:東京ゲームショウ2005――セガブース
セガブースの一角、18歳未満は入場禁止の部屋状のコーナーにPS 2用ソフト「龍が如く」のシアター&試遊台が用意されている。試遊台にて体験したバトルや世界観、さらには収録されるであろうモードの数々を紹介する。
セガブースの一角、18歳未満は入場禁止の部屋状のコーナーにプレイステーション 2用ソフト「龍が如く」のシアター&試遊台が用意されている。シアターでは、本作のシナリオやバトルの紹介ムービーが流されるほか、試遊台を体験する前の予備知識として、ダイジェストムービーを見ることができた。
その内容はと言うと、「堂島の龍」と呼ばれ恐れられた伝説の極道、主人公「桐生一馬」が、堂島組の大幹部を殺害した事件(正確には親友の身代わりとなって一馬が捕まった)から10年が経ち、仮出所も目前かというころに、育ての親とも言える存在「風間」からの手紙が届く。そして、その手紙に導かれるように、もう2度と戻るつもりはなかった歓楽街「神室町」へ……といったものになっていた。
予備知識も手に入れたところで、試遊台へと早速移動。先にも少し触れたが、今回の体験版は、仮出所した一馬が、風間からの手紙に導かれるように、神室町へと舞い戻ってきたところから始まる。手紙には“「スターダスト」という店にいる「一輝」という男を訪ねろ”とあった。
とは言え、10年も街から離れていた一馬に指定された店が分かるはずもなく、まずは店の情報を聞き出すべく、情報屋を探すこととなる。ちなみに、神室町は現実で言えば、新宿・歌舞伎町に非常に酷似した街並みで、体験版では見ることができなかったが、あの「ドン・キホーテ」もゲーム中には登場するとのこと。
ゲームはその後、情報屋と無事に接触を果たした一馬を操り、「スターダスト」へとたどり着くところまでプレイすることが可能だった。また、その間にバトルは3回ほど行われたのだが、□ボタンのラッシュ攻撃と△ボタンのフィニッシュ攻撃を組み合わせることで、爽快感あふれる技を繰り出すことができた。ちなみにフィニッシュ攻撃をそのまま使うと「ヤクザキック」となるのも、心憎い演出と言えるだろう。
シナリオを進めることを重視してプレイを行っていたため、神室町の細部まで見ることはできなかったが、コンビニや牛丼屋など、入店可能な店が多く、かなり自由に探索できそうな印象を受けた。
また、シナリオを進めるモード以外にも、体験版では「バッティングセンターでホームランを打つ」(飛んでくる球に合わせてタイミング良く○ボタンを押す)、「キャバクラ嬢を口説き落とす」(質問に答えることで、女の子のハートマークが増えていく)、「さらにバトルを体験する」といった多彩なモードが用意されており、製品版になった際には、相当なボリュームとなるであろうことが予想される。
「ヤクザの世界」と聞くと、ちょっと及び腰になる人もいるかもしれないが、それほど固く考えずに、“大人だからこそ気軽に楽しめる”エンターテインメント作品、それが「龍が如く」なのだと考えてもらえれば幸いだ。
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