1/48のミニチュアのように台座があればいいんだけれど……そうだ、無ければ作ろう鎌倉幕府!
普通に丸とか四角でベースを作っても面白くないな……私にいい考えがある。ミニチュアとプラバンを先に接着するのだ。
DJやバンドやったことのある人はわかると思うのですが、人を踊らせるのって最高に楽しいもんなんですよね。
ちょっと脱線しますが、マーヴィン・ゲイという人はスティーヴィー・ワンダーやジャクソン5が在籍したアメリカはモータウンレーベルのミュージシャン。弟のベトナム戦争帰還をきっかけに、戦争や差別問題などへのアンチテーゼとして71年、『What’s Going on』というソウルミュージックの歴史的名盤を発表します。断固反戦!というよりはある種の祈りのような、甘美(メロウ)な演奏が素晴らしいのですが、彼は後年この音楽性はそのままに、性愛について歌うことが多くなります。そしてこのセックス&メロウ路線が頂点に達して爆発するのが76年発表のこのアルバム、I WANT YOUです。
音楽の技術や知識って模型には全然生かせないよな~としばらく思っていたのですが、どんな経験でもアウトプットのどこかしらに反映されるものだなという気づきが得られました。実際、私のやっていることは人マネの詰め合わせみたいなものですが、模型にしても音楽にしても別の人の作品による着想なしには新しいモノを作り出すことは出来ませんからね。
現在でもプラモデルミニチュアは兵隊さんがメインストリームのようです。極限状態の中、必死で生きようとする人間には確かに魅力的な造形になりがち。しかし人が極限状態であるのは戦争だけでは無いハズ。格闘技や雪山登山などの過酷なスポーツ、激しいダンスなども精神と肉体を消耗し、命を削って輝く瞬間があるものだと思います。そういった人間の文化活動主体のプラモデルもたくさん販売されたらいいのにな〜と夢想しつつ、フィギュアを改造するのも中々楽しいことが判明いたしました。
年に1回、タミヤの人形改造コンテストというものがあります。作品の数だけ違う考え方の人がいると思うとわくわくしてきます。私も人形改造コンテスト、今度はちゃんと作り込んで応募してみようかしら。これを作っていた時にひらめいたアイデアが何個かあるんですよ。こうしてモデラーは数珠つなぎ的にプラモを作り続けていくんでしょうかね。