- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: DVD-ROM
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流行り物好きなので、Snow Leopardに移行してみました。Mac Portsで環境を構築していたので、Portの全削除&再インストールで64bitのアプリケーションとライブラリに移行できました。CPANモジュールを全部入れ直したのはきつかったですが・・・。
いきなりPerlがこけたので肝を冷やしましたが(Data::Dumperのバイナリを呼ぶところがこけてた)、ValiantをOSXに入っていたPerlと同じにしてやったら行けました。(Perlに依存しているツールのインストールがこける人は、このオプションで入れ直せば解決します)
sudo port install perl5 +thread +shared
後はtsocksのようにバイナリにアタッチしてほげほげするようなものはUniversalでコンパイルしておかないと、64bitのアプリケーションにしか使えなくなります。32bitでビルドしたライブラリをリンクした場合も実行時にエラーが出たりするので、なにかツールがこけている人はその辺を疑うと良いかもしれません。
Carbon Emacsも普通に動くし、元々シェルとエディタ以外はあまりカスタマイズをしていなかったので仕事環境としても問題なさそうです。SIMBLが使えなくなるので、UIをハックする系のカスタマイズをしていた人は結構困りそう。自分的にはKeyRemap4Macが使えなくなったのが痛いです。
動作は確かに軽い!高負荷時でもUIの反応がきびきびしています。スリープからの復帰も確かに速い。
ついでに地味なことですが、Finderでスペースボタンを押してQuick LookするときにPerl等のコードも見れるようになった。微妙なシンタックスハイライト付き。
Quick TimeがCocoaに移行して高解像度のムービーでもかなり軽快になったのも良い。フルスクリーンにしてサブモニタで他の作業をしてもフルスクリーンが解除されなくなったので、ムービーを見ながら作業、みたいなこともやりやすくなりました。
いつもDeveloper Toolsを入れた後にExamplesを覗くのが楽しみなのですが、今回は5つくらいしかサンプルが無かったので、なんだか寂しいです。
噂通り地味なリリースでしたが、環境としての良さは間違いなく向上していると思います。