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義理の妹を居候させた部屋が「数カ月でゴミ部屋」に。「自立する資金を援助する」ことで厄介払いに成功したが…

「夢のマイホーム」などという古い言葉があるが、自分の家を持つことは、一生に一度あるかないかの大きな出来事であることには、昔も今も変わりはない。それゆえにできれば揉め事とは無縁の状態を保ちたいものだが、そうもいかないケースもある。  物流システム関連の仕事をしている宮瀬直登さん(仮名・33歳)にとって、家に関する考え方が大きく変わった経験だったという。
マイホーム

画像はイメージです

妻の妹と同居することに

「それまでは家に人を呼ぶのが好きでした。安心できる我が家で好きな人間たちと飲んだり、笑い合ったりするのってやっぱり良いじゃないですか。飲み会がそのまま泊まりになることも多かったんですが、この経験をしてからは一切なくなりました」  宮瀬さんと妻の光さん(仮名・30歳)は共働きで、マイホームを購入したのは結婚して5年目のことだった。 「建売でしたが、何十軒もの物件を見てようやくこれぞと思う家を見つけて購入しました。購入が決まった時はうれしかったですよ。大切にしようと思い、掃除もマメにしていました」  マイホーム購入から1年ほど経った頃、妻の光さんからある相談をされた。 「妻には妹がいて、地方にある実家に住んでいたんですが、仕事を辞めてWebデザイナーになるため専門学校に通うので、上京することになったんです。一人暮らしする家を探したものの決めきれないまま新学期を迎えてしまうことになり、家が決まるまでの間、うちに住まわせてもいいかという話でした」

買い置きしておいたものが無断で飲み食いされている?

 義妹の麻奈巳さん(仮名・27歳)は新居にも遊びに来ており、何度か3人で飲みに行ったこともあった。 「明るくて物おじしない性格で話していても楽しいので、一時的な同居であれば大歓迎でした。この決断を、後でひどく後悔することになりましたが……」  麻奈巳さんには、リビングと襖で区切られている6畳の客間を使ってもらうことにした。 「週末に妻と義妹と3人で飲むのも楽しくて、引越し先がなかなか決まらないことも全く気にしていませんでした」  同居生活が続く中で、少し気になることがあった。 「買い置きしていたカップラーメンやアイスなんかは自由に食べてもらっていいんですが、晩酌用に買っておいたちょっと高い生ハムや旅行に行った際に買ってとっておいたクラフトビールなんかを無断で飲み食いされるようになったんです」
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義妹の部屋から異臭が漂っていた
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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