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枚数が減り続けるカントリーマアム、2040年にはマイナス1枚に!? 不二家を直撃、サイズについても聞いてみた

 あらゆるものが値上げラッシュで市井の人々の悲鳴がこだまする一方で、価格はそのままにこっそり内容量を減らすステルス値上げも加速中だ。業界の内情を知る人々に直撃し、“上げ底弁当”もびっくりの話を聞いた。

不二家「(“カントリーマアム2040年問題”は)存じております」

[ステルス値上げ]の内幕

年々枚数が減り続けるカントリーマアム。物価高騰が続く以上、内容量の減少に歯止めはかからないかもしれない

 不二家の「カントリーマアム(バニラ&ココア)」に、消費者から不満の声が続出している。1992年には28枚入りだった同商品は、’24年には18枚まで減少。  “このペースで減り続けると’40年頃には内容量がマイナス1枚になる”という「カントリーマアム2040年問題」がネットでたびたび話題になるほどだ。  カントリーマアムがなくなっては困る!という思いでメーカーを直撃。枚数を減らし続ける理由について聞いた。

この10年で、一枚のサイズ変更はない

 不二家担当者によると、’22年には19枚、’23年には期間限定で20枚に増量したが、’24年4月以降は再び18枚に数を減らした。  担当者は理由について「チョコレートや包装資材の価格高騰が続き、企業努力だけではコストが吸収できなくなったため」と説明した。 「枚数は減りますが物価上昇の中でも価格を据え置き、これまで同様に手に取っていただくことでお菓子を楽しんでもらいたいと考えております」  一方、「一枚のサイズが小さくなったのでは?」という噂も広がっているが、担当者は「’14年以降サイズは変更していない」と明言。  ただし季節限定商品や特別仕様の商品は規格が異なるため、サイズが違うこともあるようだ。  前述の「2040年問題」については「存じております。特に当社からのコメントはございませんが、今後もお客様に喜んでいただける商品のご提供に努め精いっぱい取り組んでまいります」とのこと。  SNSでは「値上げしてもいいから枚数を減らさないで」「昔のカントリーマアムが懐かしい」という声が多い。今後どのように消費者の要望と向き合い、愛されるブランドを維持するかに注目したい。 取材・文/週刊SPA!編集部
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