特別天然記念物

日本ぱんだ(@nihonpanda)です。エンジニアです。プログラム談義とかします。

退職しました。

こんにちは。日本ぱんだ(@nihonpanda)です。

2年間働いた会社を辞めました。

ブログ開始1発目から退職エントリとは我ながら熱いと思います。


専門学校卒業して新卒で入った会社を、2年で辞めたわけですが、
別に最初から一生同じ会社にいるつもりは無かったんです。
それでも最低3年はいようと思ったんです。
何事も3年は続けてみないといいところも悪いところも見えないと思ってたんです。


そう思ってた時期が僕にもありました。


前職はいわゆるSIerです。
契約形態は派遣契約と請負契約。自社開発案件は一切ナシ。
本当によくある、形態のSI屋さんです。

昨今は短納期案件が多く、僕も新人研修が終わってから2年間で5案件をたらい回しにされました。
前職では、新人はまずテストをさせられます。
単体テストと結合テストらへんを。とりあえず誰でもできる仕事をさせられるわけです。
それから徐々にコードを書いたり、設計に関わったり、管理業務をしたりとキャリアアップしていくわけです。
(これは前職に限らず同業他社はほとんどそうだと思います)

僕も例に漏れずはじめての仕事はテストでした。
請負契約ですでに自社から2名のエンジニアが客先に常駐していて、そこに僕が加わる形でした。
自社の上司2名のうち1名は管理業務担当者。いわゆるチームリーダー、TLです。
もう1名は骨の髄までエンジニア。本当に優秀な方でした。
ドキュメントの書き方はTLに、コードの書き方やツールの使い方、テストの仕方はもう1人のエンジニアに教えて頂いて、
運良くちょっとだけ設計に関わったり、コードを書いたりもして、はじめての仕事は新人にしてはかなりいい環境だったと思います。

そんな環境が続いたのは、たった2ヶ月でした。

ある日営業から移動が言い渡されました。
次の現場は、新規顧客で数週間派遣契約で僕一人で常駐しろと。
その時僕は入社から半年も経っていませんでしたが、この営業頭ぶっ壊れてんじゃねぇのかなと思いましたとも。

しかしながら逆らえず、次の現場へ。
右も左もわからないぺーぺーが新しい現場で仕事するわけです。最初はしんどかったですよ。

ただここでも割りと幸運なことに、その現場はSI屋さんで多く採用されているウォーターフォール型開発ではなく、
プロトタイピング型開発でした。
要するにずっとコード書いていられたんです。
ドキュメントなんかほとんど書かずに、
コード書いて、納品して、修正して、納品して、新機能提案して、コード書いて、納品して・・・
と言った具合で。

割りと楽しかったですよ。
でも、その後すぐに自社の先輩が入ってきたりしましたが、 同じチームの協力会社さんや、派遣先の人達と一緒にいることの方がはるかに多かったので、当然帰属意識は薄れ 徐々に自分がどこの社員かわからなくなるんです。

あまり自社の社員という感覚が無いからか、とにかくお客さんと喋りまくりました。
だって自社の人は助けてくれないんですもの、新しい仕様1つ決めるにしても徹底的にお客さんと話す必要があったんです。

ここで僕は派遣先や協力会社の人達からある評価をもらいます。
「あいつ新人のくせに喋れる」と。


これが地獄の始まりです。

それに目をつけた自社営業は、次の現場は1年目や2年目のガキんちょが全然いない現場で、
上流工程の設計ばかりの仕事を僕に回しました。
でもコードも書いたりテストもするんですよ。それはガキんちょの仕事なので。

そんななか、そしていわゆるデスマーチに突入します。
個々の能力は消して低くない現場でした。しかし費用削減のため、とにかく人数が足りなかったんです。
深夜でも休日でも関係なく、仕事をしました。
すると人間わかりやすく体に変化が訪れます。
僕の場合はまず眠れなくなりました。
1日1時間前後の睡眠時間でも特に困らず、仕事ができました。
僕はアホなので、その時は「夜中まで仕事して帰って、始発で会社来て仕事できるしめっちゃいいじゃん」くらいの感覚でした。
たぶんこの頃から徐々に心が壊れ始めていたんでしょう。
この頃は、正直最高に楽しかったんです。なんか生きてるなーって感じがしたんです。
社畜ですね。ただのお仕事マシーンです。

そんな感じでデスマーチを乗り切り、次の現場へ。
さすがに労働時間的にやばかったのか、次の現場はむちゃくちゃ暇でした。
1日1時間くらいお客さんと話して、残りの時間で適当なドキュメントにまとめて、あとはネットサーフィンかTwitterしてました。
あまりにも仕事にギャップがあると、人間どうなるかというと、燃え尽き症候群になります。
もーーなんにもやる気なんか起きません。
仕事がとにかくつまんないんですもの。

そこで僕は特に深い意味はなく、Twitterである言葉を連呼する用になります。

とか

とか。これはちょっと意味分かんないですけど。

確かに最初はうちの会社に3年いようと思ったんです。
ですが、冷静に考えてください。
3年の根拠は何ですか?ある程度経験が積めるから?仕事に慣れるから?職場の人と仲良くなれるから?
そんなものは会社や環境によって違うんです。
よく言う3年は頑張ってみろ論に根拠なんて無いんです。
辞める辞めないを決めるのは、自分のさじ加減1つなんです。
なので転職を決意しました。

今までは、
「みんなは僕のこと喋れるし、技術力あるっていうけど、全然そんなこと無いし、僕みたいなエンジニアは日本中にどこにでもいる」
って思ってたんです。
自己評価を最低にしていたんです。
ただ、冷静に、客観的に見てみて、
「僕けっこう頑張ってたんじゃね?実はちょっとだけイケてるんじゃね?他の会社行ってもなんとかなるんじゃね?」
と思ってみることにしたんです。

するとどうでしょう、これらのツイートをきっかけに、知り合いから「うちこない?」メールや食事の誘いがどんどこ来ました。
ここで僕は思うでのす。



「転職って、ちょろい」


そんな中、DMなので内容は伏せますが、この人(@srockstyle)から「うちこない?」というお呼びがかかります。

それでまぁなんだかんだあって、
結果としてすろっくさん(@srockstyle)がCTOを務めるSUPER CROWDSに転職します。
SUPER CROWDS に決めた理由は、やろうとしてることと、社員皆さんの考え方が素敵でかっこ良かったから。
もうカッコ悪いことはしたくないですもんね。

転職を決めた後、ここで最後と決めた現場でクソ野郎と仕事をして、また上流工程をやらされ、きつい目にあいますが、
それはたぶん辞めるの決めてたから、口に出して不満が言えるようになっただけっちゃだけって気もします。

SUPER CROWDSではやったこと無いこともやりますし、新しい環境に戸惑うこともあるかと思いますが、
少なくても今までみたいなクソみたいなことはしなくてよくなるはずです。(私信:ですよね?)

なので、この転職エントリ僕が何が言いたいかって言うと
「自己評価が低すぎると地獄を見るよ?自分の評価少しだけあげてみない?」
「みんなも辞めたくなったら辞めちまえ。ある程度のコミュ力と技術力があれば転職って意外とちょろいよ。」

ってことです。

長くなっちゃいましたね。
次からは技術的なお話メインで書いていけたらいいなと思ってます。