identificaiton, authentication, certificationの違い

しょっちゅう、authenticationとcertificationの違いが分からなくなる。丁寧に解説されているエントリーを見つけたのでメモ&ご紹介。

上記エントリーより、インターネットバンキングのログインプロセスを例に解説した部分を転載。

順番を再確認すると、

  1. 利用申込み
  2. 電子証明書の発行:【certification】
  3. 口座番号の入力:「認証」【authentication】その1【identification】
  4. 電子証明書の提示:「認証」【authentication】その2【verification】
  5. ログイン完了:「認証」【authentication】の成功

【certification】は、「認証情報」【authentication information】の一つに過ぎないので、必須ではありません。実際のオンラインバンキングでは、電子証明書の代わりに暗証番号が利用されていますね。

PKIにおける認証局(CA)の認証はcertification。システムのログインなどの際の本人認証はauthentication。

追記:authentication、authorization、accounting

  • 認証……資源にアクセスしようとしている人間が名乗っているとおりの人間かどうかを確認する(I&Aで後述)
  • 認可……認証がパスしたとして、その人間に適切なアクセス権が与えられているかを確認する (アクセス権の限定で後述) となる
  • 課金管理……いまの時代にそぐわない気もする単語であるが、古くからこの訳が当てられており、いまだにこの訳が使用されているようである。あえて現代風にアレンジすれば、「アクセスログ管理」とでもなるだろうか(アクセスログサンプルを参照)

ユーザがネットワークからサービスを受けるとき、サービス提供者はユーザを認証(authentication)し、権限を委譲 (authorization)し、資源の利用状況を記録(accounting)する。これらの機能をまとめてAAAと呼ぶ。AAA-WGは DiameterによるAAA基盤をWIDEインターネットに構築し、DiameterがAAAアーキテクチャとして相応しいかを検証し、さらに将来のネットワークにおけるAAAアーキテクチャはどうあるべきかを検討することを目的とする。