アクセス殺到の好スタート!? 出荷制限も続く「新生エオルゼア」の現状とは
8月27日より正式サービスを開始した、スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア(以降、新生FF14)」。さまざまな問題によるマイナスともいえるスタートだったものの、サービス開始直後に20万人以上のユーザーが殺到したという人気ぶり。リリースからおよそ3週間が経過し、ゲーム内では何がおこっているのでしょうか。
予想を超えてユーザーが殺到 アクセス規制や販売制限といった問題も
9月5日時点における「新生FF14」最大同時接続者数は、32万5000人を記録しました。最盛期の会員数が50万人以上といわれた「ファイナルファンタジーXI」に迫る勢いをみせています。1人でも友達同士でも楽しめるさまざまなシステムはもちろん、これまでの「ファイナルファンタジー」シリーズを感じさせるセリフや地名、アレンジされたBGMがさりげなく世界に取り込まれているのもポイントの1つ。コアなファンであればあるほど「おっ!」と思わされる仕掛けも多数用意されています。なかでも現時点での最大の目標となるメインストーリーのクリアは、エンディングロールまで含めて非常に感動すると開発陣が豪語するほど。こうした部分がユーザーのモチベーションを高める要因になっているようです。 しかしアクセスが多すぎたため、オンラインゲームのピークタイムである21時~0時前後はもちろん、平日の昼間ですらログインしにくい状態に。キャラクターの新規登録も制限され、やむなく友人とは異なるワールドで始めた人も多く存在します。これ以上のアクセス増加を抑えるためダウンロード版の販売を一時中断。パッケージ版も出荷制限をかけており、ネット上ではほぼ売り切れ、店頭でも品薄状態が続いています(注:18日にダウンロード版販売とパッケージ版の出荷を再開)。 さらに、あまりにもアクセス制限が続くため、危機感を抱いた一部のユーザーは「ログアウトしない」という強硬手段をとったほど。やっとの思いでログインしてみたのに、全く動かないキャラクターがあちらこちらで目に付くという異常な事態も起こりました。公式フォーラムに投稿される意見でも「スムーズにログインできるようにしてほしい」という要望が非常に多く集まっています。