久保建英が抜群のサイドチェンジで先制ゴール導く!勢いに乗るソシエダ、レガネスも下してラ・リーガここ5試合で4勝
8日のラ・リーガ第15節、レアル・ソシエダは敵地ブタルケでのレガネス戦を3-0で制した。日本代表MF久保建英は先発出場を果たし、先制ゴールの起点となる活躍を披露。77分に交代でピッチから下がっている。 【動画】久保建英の見事な展開からソシエダがゴール! ミケル・メリーノ&ル・ノルマンを放出した影響もあって、ラ・リーガ序盤でこそつまずきが目立ったソシエダ、ここ4試合では3勝とようやく調子を上げてきた。この勢いを継続させたいイマノル監督はこのレガネス戦、中盤にブライス・メンデス、スビメンディ、スチッチ、前線に久保、オヤルサバル、セルヒオ・ゴメスを起用して、いつもの4-3-3システムを使っている。 前半立ち上がり、ソシエダはレガネスの攻勢に押されたものの、久保がその存在感によって流れを食い止める。日本人MFがパスを受ければブタルケは静まり返り、その個人技でゴールをこじ開けることを恐れた。5分、久保はドリブルでペナルティーエリア内右に侵入するが、このボールはシセに奪われている。 そして14分、やはり久保を起点として、ソシエダが先制点を奪った。ピッチ中央、右サイドの久保が内向きにドリブルを仕掛けてから高精度のサイドチェンジ。左サイドでフリーとなっていたセルヒオ・ゴメスがこのパスを受け、すぐさまグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に詰めていたブライス・メンデスが左足でボールを枠内に押し込んでいる。 その後はレガネスが反撃に出て、ソシエダをポゼッション率で上回るが、明確なチャンスを生むまでには至らない。対するソシエダも、頼みの久保が徹底マークに遭ったこともあり、チャンスが遠い。久保は右サイドからドリブルで一人かわしても、すぐさま2枚目のDFがカバーに入りボールを奪われる。加えてマッチアップするレガネスの左サイドバック、ハビエル・エルナンデス(久保がわずかな期間在籍したレアル・マドリーBの元チームメート)は、ファウル覚悟の手荒い守備で日本人選手の自由を封じている。 ソシエダは37分に追加点のチャンスを得る。速攻からDFラインを突破したオヤルサバルのクロスにスチッチが合わせたが、これはGKドミトロヴィッチの好セーブに遭った。前半はソシエダの1点リードで終了する。 迎えた後半、ソシエダは49分にアクシデントが……。前半にアイエンが負傷してハビ・ロペスを投入していた同チームは、さらに中盤の要であるスビメンディまでも負傷。イマノル監督は2枚目のカードを切らざるを得ず、オラサガスティをピッチに立たせている。 満身創痍のソシエダは54分、オスカルにヘディングシュートを放たれるも、GKレミーロがビッグセーブを見せて失点を防ぐ。その後は両チームともチャンスに乏しく、時間だけが経過。久保も前半のような存在感を見せることはできない。イマノル監督は77分、セルヒオ・ゴメス、そして久保を下げてバレネチェア、ベッカーを入れている。 すると78分、ソシエダが勝利を大きく引き寄せる2点目を記録。ブライス・メンデスが蹴ったフリーキックの流れから、投入されたばかりのバレネチェアが左足のシュートでネットを揺らした。 ソシエダは終盤、レガネスの意地の攻撃を受けたものの失点を許さず、92分にオヤルサバルがチーム3点目を記録。レガネスに引導を渡している。公式戦4連勝、ラ・リーガここ5試合で4勝と凄まじい勢いを見せるソシエダは、勝ち点を24として暫定ながら6位に浮上している。