奥川「明るい話題を」 プロ野球選手、能登4市町訪問
●復興支援イベント、児童850人と交流 日本プロ野球選手会などは8日、七尾、輪島、珠洲、志賀の4市町で復興支援イベントを開いた。石川ゆかりの10選手を含む11球団21選手が児童約850人とキャッチボールなどを通じて交流し、ヤクルト・奥川恭伸投手(23)=かほく市出身、星稜高OB=らが「能登に明るい話題を届けられるように頑張りたい」と来季の活躍を誓った。 選手会は東日本大震災や熊本地震など全国の被災地で支援活動に取り組んでおり、「応援しよう能登!スポーツフェスタ」と銘打ち、被災地を訪問する選手を募った。 七尾総合市民体育館には奥川投手、ロッテ・岩下大輝投手(28)、巨人・山瀬慎之助捕手(23)=いずれも星稜高OB=ら6選手が訪れた。大きな拍手と声援で迎えられ、児童とキャッチボールや「だるまさんが転んだ」をアレンジしたゲームを楽しんだ。カレーの炊き出しや記念撮影も行われ、門前高野球部員20人が運営を手伝った。 奥川投手は「石川に明るいニュースを届けられるよう精進したい」と話し、山瀬捕手は「子どもたちの明るさに選手側も元気づけられた。能登を野球で応援していきたい」と意気込んだ。 イベントに参加した学童野球チーム「井上ドラゴンズ」(津幡町)の田中悠太郎さん(9)と妹の悠愛さん(6)は「憧れの選手と会えてとてもうれしかった」と声を弾ませた。 七尾以外の3市町には、石川ゆかりの巨人・喜多隆介捕手、楽天・松井友飛投手、西武・牧野翔矢捕手、ソフトバンク・長谷川威展投手、楽天・小孫竜二投手、ヤクルト・北村拓己内野手、巨人・泉圭輔投手らが訪れた。