守備がボロボロで失点が止まらない。現アジア王者が悲惨な状況に陥るとは誰が想像できたか「タレント云々ではなく...」【W杯アジア最終予選/識者の見解】
17失点は出場18か国で最低の成績
北中米ワールドカップのアジア最終予選のグループAで不振に陥っているのがカタールだ。今年のアジアカップ王者が予選敗退の危機に瀕するとは誰が想像できたか。ひとまず、6試合を消化した順位表は以下のとおりだ。 【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選! <グループAの順位表/2024年11月19日現在) 1位/イラン/勝点16/5勝1分/12得点・5失点 2位/ウズベキスタン/勝点13/4勝1分1敗/8得点・5失点 3位/UAE/勝点10/3勝1分2敗/12得点・4失点 4位/カタール/勝点7/2勝1分3敗/10得点・17失点 5位/キルギス/勝点3/1勝5敗/6得点・13失点 6位/北朝鮮/勝点2/2分4敗/5得点・9失点 カタールは2勝1分3敗と文字通り不安定な成績で、とにかく失点が止まらない。以下の戦績からも分かるように完封試合はなく、直近のUAE戦では5失点を喫した。 そのUAE戦では複数のシュートがポストに直撃と不運な面もあったが、安易にPKを与えるなど守備はボロボロだった。UAE戦に限らず、今予選のカタールはウンターにもサイドアタックにもいまひとつ対応できていない印象だ。 識者の河治良幸氏はここまでのカタールの戦いぶりについて「試合弱者というか、タレント云々ではなく、ゲーム運びが上手くない」との見解を示している。 1節/UAE戦(H) ●1-3 2節/北朝鮮戦(A) △2-2 3節/キルギス戦(H) ○3-1 4節/イラン戦(A) ●1-4 5節/ウズベキスタン戦(H) ○3-2 6節/UAE戦(A) ●0-5 5節のウズベキスタン戦は後半アディショナルタイムの決勝弾でどうにか勝ったカタールも、総失点17は今回の最終予選参加18か国の中で最低の成績でまさに悲惨。2位以内での予選突破はかなり厳しい。河治氏も次のように予想している。 「プレーオフ(3、4位)さえ苦しい状況。守備が安定しないチームはなかなか上位に行けないと思います。キルギスや北朝鮮に逆転されても不思議ではありません」 構成●サッカーダイジェストTV編集部
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