高市総裁、靖国神社の秋季例大祭への参拝を見送りへ…外交問題化避ける判断
自民党の高市総裁は、東京・九段北の靖国神社で17~19日に行われる秋季例大祭中の参拝を見送る方向で調整に入った。参拝すれば中国や韓国の反発を招くとして、外交問題化を避けるべきだと判断した。 【写真】靖国神社を参拝後、記者の質問に答える高市経済安保相(2024年8月15日)
複数の党関係者が明らかにした。高市氏はこれまで、閣僚就任時であっても終戦の日や春季・秋季例大祭期間中に靖国神社を参拝してきた。ただ、総裁就任後の参拝については影響が大きいとして、党内や公明党から反対する声が出ていた。今月末には米国のトランプ大統領の来日を控えており、参拝に消極的な米国にも配慮したとみられる。
高市氏は昨年9月の総裁選に出馬した際は、首相就任後も参拝すると明言していたが、今回の総裁選では「適切に判断する」と発言していた。