「一番心配は火山灰」 阿蘇山の噴火で航空機も欠航[2015/09/14 11:47]

 阿蘇山の噴火を受けて、熊本県内では、空の便に欠航が出るなど影響が出ています。

 熊本県は14日午前10時10分、危機管理監を本部長とする災害警戒本部を立ち上げました。午前11時から、今後の対応などを協議する会議を開いています。なお、噴火によるけが人などは確認されていないということです。
 阿蘇火山博物館・池辺伸一郎館長:「たぶん爆発的な噴火だと思うけど、いわゆる『ドン』という音は聞こえていない。従業員や観光客が『煙が上がっている』ということがあって、びっくりして見にいったら、噴煙が高く上がっていたという感じです。若干、硫黄の臭いがしていますけど、今は風向きも変わってきたので、先ほどまで降っていた火山灰がこの辺、積もってはいますけど、もとの状態に戻ってきている感じです」
 熊本・高森町、高森中央小校長:「状況を随時、確認しながら場合によっては避難を。今、一番心配しているのは火山灰」
 阿蘇山の噴火を受けて、日本航空では午前11時現在、熊本空港を発着する2便が欠航しています。また、全日空によりますと、熊本行きの2便が行き先を福岡空港に変更したほか、熊本空港を発着する6便が欠航しています。熊本地方気象台では、風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石に注意するよう呼び掛けています。

こちらも読まれています