「神宮の森に生ガキ」 デザイン決定時の議事録入手[2015/08/05 16:12]
新国立競技場の建設が白紙、見直しとなった問題です。デザインを決定した会合の議事録が公開されました。
新国立競技場について、ザハ・ハディド氏の案を採用することを決めた2012年11月の有識者会合。デザインの審査をした建築家の安藤忠雄氏は、ザハ氏の案を「大変、魅力的だ」とする一方で、次点となったオーストラリアの建築グループの案を「具体性ではこちらの方が高い」と評価していました。この説明に対し、出席者からザハ案を評価する意見が相次ぎましたが、森元総理大臣は「正直言うと、神宮のところに宇宙から何かが降りてきたという感じなのです」「神宮の森にカキフライのフライのないカキか、生ガキがいるっていう感じがして、極めて庶民的な感覚で、これ、合うかなっていう感じをちょっと持ちました」「こっちは宇宙から来た何かで、こっちはカキフライのフライになる前の感じで、このあたりがちょっと違和感を、正直に言えといえばそうなります」と発言していました。これらのやり取りは、これまで黒塗りや削除されて公表されていませんでした。