職場に向かう朝の電車の中では、スポーツ新聞で前夜のプロ野球ナイターの裏話を読み、帰りは夕刊紙の政治批判で留飲を下げたり、お色気小説でニヤニヤ......というのが、平成半ばころまでのサラリーマンの通勤風景だった。そんな即売紙(主に駅売店やコンビニで販売される新聞)が存続のピンチに追い込まれ、2025年1月末で夕刊フジは廃刊、東京中日スポーツは紙の新聞をなくして電子版だけになる。いずれも部数減と用紙代・印刷代