揚げ物や脂身の多い肉、お祝い事で登場する生クリームたっぷりのケーキは、太る原因とわかっていても、やっぱりおいしいですよね。高カロリーのものを食べすぎてしまうと「失敗した」と落ち込みがちですが、食べ過ぎた後に体重が増えているのは、一時的なもの。 体内にある食べ物や水分が原因であり、食べたものが体脂肪になるのには日数がかかります。ここであきらめず、食べ過ぎたら3日以内で調整するように心がけましょう。
脂っこいものを食べた後は胃がもたれ、食欲がなくなることが多いもの。でも朝昼晩食べるのが習慣だから・・・と食べてしまうと、過剰にとった脂質はどんどん蓄積されていきます。 お腹空いていないなら、野菜ジュースや果物くらいにとどめ、自然とお腹がすいてくるまで待ちましょう。
ビタミンB2は、脂質の代謝を助ける代表的な栄養素。食事としてとった脂肪分だけでなく、体脂肪や血液中の過酸化脂質もスムーズに分解されやすくなります。
レバー・ずわいがに・しじみ・納豆・モロヘイヤ・うずらの卵・うなぎ・わらび
脂質の多い食事は、見た目でわかる皮下脂肪だけでなく、血液中の脂肪量も増やします。コレステロールや中性脂肪などの血中脂質は、血管をもろくして動脈硬化を引き起こす原因に。
また血流が悪くなることで、代謝が落ち、カラダの内外から老化が進みます。この脂質を落とすために、オメガ3と呼ばれる良質の油を食事にとり入れましょう。アジ・イワシ・サバ・サンマなどの青魚と言われる魚の脂肪分に含まれています。
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皮下脂肪は過去のエネルギーオーバーが蓄積されたもの。新たに入ってくる脂質のエネルギー分を消費するつもりで運動しましょう。脂質を燃焼してエネルギーに変える有酸素運動はまさにダイエットにぴったり。ウォーキング・ジョギング・水泳など、呼吸をしながら長くカラダを動かせる運動が効果的です。
⇒ダイエットの味方!有酸素運動の効果を上げるコツ
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食べ過ぎたからといってヤケにならず、数日間で調整することが大切ですね。
【参考・参照】
文部科学省 食品成分データベース〈https://fooddb.mext.go.jp/〉(最終閲覧日:2020/05/19)
【執筆者:管理栄養士 衞藤敬子】
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
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