ノーベル平和賞受賞記念「核兵器問題を考える」12/29
2024年12月3日(火)18時45分 リセマム
2024年12月29日、日本教育学会はオンライン形式で「ノーベル平和賞受賞記念セミナー」を開催する。同セミナーは、2024年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の活動を受け、核兵器問題を広く問い直すことを目的としている。若者たちが平和活動と記憶継承について語り合う場となる予定だ。
ノルウェー・ノーベル賞委員会は2024年10月11日、日本被団協にノーベル平和賞を授与することを発表した。授賞理由には、被爆者の証言が核兵器の使用を道義的に許容できないとする「強力な国際規範」の保持に重要であることが強調されている。これを受け、日本教育学会は「核兵器とは何かを再認識する」意義を再確認し、オンライン・セミナーを企画した。
同セミナーでは、若者たちがどのようにして原爆投下の記憶を継承し、平和に向けた活動に取り組んでいるのかを考える。報告者には、長崎県出身で高校生平和大使として活動した羽山嵩裕氏や、長崎市平和宣言文起草委員会委員の高田春奈氏が登壇する。彼らはそれぞれの立場から、平和活動の現状と課題について報告する。
また、広島市立基町高等学校の持田杏樹氏は、被爆体験証言者の記憶を絵にするプロジェクトに参加している。彼女はその活動を通じて感じた平和への思いを発信する。さらに、東京大学大学院の片山実咲氏は、核廃絶のための街頭署名活動や国際会議への参加を通じて、市民の声を届けている。
セミナーの指定討論者には、広島大学の草原和博氏が参加する。草原氏は、ヒロシマをめぐる記憶・物語の批判的な継承と対話的な再構築を目指した実践研究を行っており、報告後のコメントと討論に参加する予定だ。
このセミナーは、日本教育学会が過去に実施した緊急セミナー「ウクラナ情勢を考える」や「コロンビア大学の学生デモから見る教員のジレンマと進行する正義の危機」に続く第3弾として位置づけられている。核兵器問題を教育学の視点から問い直し、地球規模の危機に対して教育が果たすべき役割を考える機会となる。
◆緊急セミナー第3弾「世代を超えて原爆投下の想起文化を受け継ぐ—2024年ノーベル平和賞をふまえて」
日時:2024年12月29日(日)15:30〜17:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
対象:教育関係者、学生、一般
募集人数:制限なし
申込締切:2024年12月27日(金)14:00
参加費:無料
申込方法:Webフォームより事前申込み
ノルウェー・ノーベル賞委員会は2024年10月11日、日本被団協にノーベル平和賞を授与することを発表した。授賞理由には、被爆者の証言が核兵器の使用を道義的に許容できないとする「強力な国際規範」の保持に重要であることが強調されている。これを受け、日本教育学会は「核兵器とは何かを再認識する」意義を再確認し、オンライン・セミナーを企画した。
同セミナーでは、若者たちがどのようにして原爆投下の記憶を継承し、平和に向けた活動に取り組んでいるのかを考える。報告者には、長崎県出身で高校生平和大使として活動した羽山嵩裕氏や、長崎市平和宣言文起草委員会委員の高田春奈氏が登壇する。彼らはそれぞれの立場から、平和活動の現状と課題について報告する。
また、広島市立基町高等学校の持田杏樹氏は、被爆体験証言者の記憶を絵にするプロジェクトに参加している。彼女はその活動を通じて感じた平和への思いを発信する。さらに、東京大学大学院の片山実咲氏は、核廃絶のための街頭署名活動や国際会議への参加を通じて、市民の声を届けている。
セミナーの指定討論者には、広島大学の草原和博氏が参加する。草原氏は、ヒロシマをめぐる記憶・物語の批判的な継承と対話的な再構築を目指した実践研究を行っており、報告後のコメントと討論に参加する予定だ。
このセミナーは、日本教育学会が過去に実施した緊急セミナー「ウクラナ情勢を考える」や「コロンビア大学の学生デモから見る教員のジレンマと進行する正義の危機」に続く第3弾として位置づけられている。核兵器問題を教育学の視点から問い直し、地球規模の危機に対して教育が果たすべき役割を考える機会となる。
◆緊急セミナー第3弾「世代を超えて原爆投下の想起文化を受け継ぐ—2024年ノーベル平和賞をふまえて」
日時:2024年12月29日(日)15:30〜17:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
対象:教育関係者、学生、一般
募集人数:制限なし
申込締切:2024年12月27日(金)14:00
参加費:無料
申込方法:Webフォームより事前申込み