浅野雄也の名古屋移籍報道で…J2降格の札幌幹部に疑問相次ぐ。駒井善成再契約論も
2024年12月24日(火)6時43分 FOOTBALL TRIBE
日本代表FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)の実弟であるMF浅野雄也は、J2降格クラブの北海道コンサドーレ札幌所属から名古屋グランパスへ完全移籍する見込み。複数メディアが一斉に報じた一方で、主力選手だったMF菅大輝とMF駒井善成への契約満了通達で話題を呼んだ札幌幹部への批判が相次いでいる。
浅野は水戸ホーリーホック、サンフレッチェ広島を経て、2023年から札幌でプレー。2024シーズンは負傷離脱があったものの、リーグ戦22試合の出場で4ゴール1アシストをマーク。ただJ2降格により、町田ゼルビア移籍が決定的とみられるDF岡村大八と同様、2024シーズン限りで札幌を去ることになりそうだ。
MF近藤友喜がクラブに対して2025シーズンも札幌でプレーする意向を伝えたほか、MF青木亮太にも残留の可能性が報じられる一方、浅野や岡村など複数選手の流出は避けられない見通し。実質、菅にサンフレッチェ広島へのフリー移籍を容認した三上大勝代表取締役GM(ゼネラルマネージャー)をはじめ札幌幹部には、ネット上で「今のところ、補強情報なし。いくら金がないとはいえ、J1復帰が目標なはずの札幌、大丈夫か?」「売却して終わりもあり得てしまう…」「浅野まで放出するのか…」「浅野を放出するならば、駒井や菅は残すべきだった」など、厳しいコメントが相次いでいる。
なお三上GMは12月19日放送の『コンサ三上GMのGreatVictory!』(三角山放送)に出演した際、オフシーズンの補強計画についてこう語っていた。
「岩政大樹監督としっかりと話ができている。まずは現有戦力を残すということを第一に考えながら、そうならなかった場合には『この形でやっていこう』ということまで出来ている」
J2降格の責任を背負うとともに、補強プランの策定が完了していることを強調した三上GM。一部サポーターから「駒井との再契約」を求める声が挙がるなか、岡村、浅野のダブル流出が同GMにとって想定内だったのか気になるところだ。