横浜FCがJ1で戦うために絶対手放せない選手トップ5

2024年11月27日(水)15時30分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

昨2023シーズンのJ1リーグを最下位で終えJ2降格を味わった横浜FC。1年でのJ1復帰を目指す今季は、第15節以降の20戦無敗など安定的な戦いぶりを見せて優勝争いを繰り広げた。シーズン最終盤は上位勢を相手に連敗するなど、昇格に向けて足踏みが続き3位V・ファーレン長崎の猛追を受けたが、最終節のレノファ山口戦を引き分けで終え無事に昇格を決めている。


昨季終了後はJ2降格となったこともあってか、FWマルセロ・ヒアンやFW山下諒也といった主力に加えMF近藤友喜にDF林幸多郎と活躍を見せた期待の若手も流出。選手の入れ替わりの激しい冬を過ごした。それでも今季は、北海道コンサドーレ札幌から期限付きで加入したDF福森晃斗を筆頭に新加入選手たちがそれぞれ活躍を見せ、J1復帰に大きく貢献した。


来季再びJ1で戦うにあたり、当然この冬どんな新戦力を迎えるのかが最大の関心ごとであることは間違いない。しかし、同時に戦力の流出を抑えることも必要不可欠だ。もちろん、所属するすべての選手が重要な戦力であることに違いはないが、ここでは来季のJ1に向けて特に手放せない選手を5名ランキング形式で紹介していく(期限付き移籍中の選手は対象外とする)※11月26日時点の情報に基づく


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櫻川ソロモン 写真:Getty Images

5位:櫻川ソロモン


今季を迎えるにあたり、横浜FCが行った補強の中でも目玉となったのがFW陣の新戦力たち。2023シーズンにJ2各クラブで活躍を見せた将来性豊かな選手を複数獲得し、J1で痛感した得点力不足の解消を目指した。そんな新加入FWの中でも存在感を放ったのがFW櫻川ソロモンだ。


出場した37試合のうち、スタメンはわずか5試合に留まったものの5ゴールをマーク。セットプレーやクロスに対して圧倒的な高さを見せ、相手DF陣の脅威となっていた。今季の横浜FCは、櫻川と同じく新加入であったFW森海渡が開幕直後に負傷。代わって浦和レッズから期限付きで獲得したFW髙橋利樹が多くのゲームでスタメンとして起用されたが、期限付きでの加入であり来季の去就は他の選手以上に不明確だ。もちろん、森の復活が待たれていることは言うまでもない。しかし、前線での高さと強さという櫻川の武器もまたJ1での戦いに必要であることから手放せない選手5位とした。




市川暉記 写真:Getty Images

4位:市川暉記


今季、DF福森と並んで全試合スタメン出場を果たしたGK市川暉記も間違いなく来季J1を戦い抜くために欠かせない選手の1人だ。枠を捉えた直接フリーキックや強烈なミドルシュートに対して鋭い反応を見せゴールを死守。クリーンシートを19度達成し守護神としての役割を全うした。


昨年までは、GKスベンド・ブローダーセン(現ファジアーノ岡山)やGK永井堅梧のサブにまわるゲームも多くリーグ戦での出場機会が限られた市川だが、今季で確実にポジションを掴んだと言えよう。もちろん今季チームが達成したリーグ最少失点を考えれば、DFンドカ・ボニフェイスら守備陣はいずれも失いたくない戦力であることに違いはない。それでも全試合で安定感を見せた市川こそ軸と呼べる存在であることから手放せない選手4位とした。


カプリーニ 写真:Getty Images

3位:カプリーニ


昨季の終盤、前線からの献身的な守備や強烈なミドルシュートなど圧巻の活躍を見せたFWカプリーニ。今季はリーグ戦全試合に出場し、7ゴール4アシストを挙げてJ1復帰に大きく貢献している。


推進力が極めて高く、時には強引なまでの突破でチャンスを作り出す。また、前線でのボールキープやエリア内では相手を見ながらシュートを決めきるなど冷静さと技術も併せ持つ。シーズン終盤はベンチスタートとなるゲームも増えたが、途中出場からでもゴールやアシストと決定的な仕事ができることを示した。持っている武器がJ1でも通用することは昨年すでに証明済み。来季再びJ1へ挑むにあたり頼れる存在であることは間違いないことから、手放せない選手3位とした。




ユーリ・ララ 写真:Getty Images

2位:ユーリ・ララ


加入2年目を迎えたMFユーリ・ララ。今季は37試合とほぼ全試合に出場し、攻守にわたって高い貢献度を示した。173cmと小柄ながら身体の強さに定評があり、ボール奪取能力は極めて高い。守備範囲も広く前線でもボールホルダーへ猛然とプレッシャーをかけるなど、堅守を誇るチームを支えた選手であると言えよう。


身体能力の高さは攻撃面でも発揮されており、空中戦ではゴール前へ飛び込み相手GKの飛び出しをものともせずヘディングを叩き込む強さを見せる。間違いなく守備の要の1人であると同時に、セットプレーの場面を中心に得点源としてもチームにとって欠かせない存在であることから手放せない選手2位とした。




山根永遠 写真:Getty Images

1位:山根永遠


今季横浜FCのチャンスメイクにおいて、アシスト数からも分かる通り最大の功労者と呼べるのはDF福森だろうが、MF山根永遠の役割もまた極めて重要だったと言えよう。


積極的なドリブルでの仕掛けや背後を狙う動きで敵陣深くへ侵入し、正確かつ鋭いクロスで決定機を演出。自らも強烈なミドルシュートでネットを揺らすなど、シーズンを通してサイドで強烈な存在感を放った。来季に向け、期限付きで加入している福森の去就によってはセットプレーを中心にゴール数の減少も懸念される。それも踏まえて、山根のクロスによるチャンスメイクがより重要となり得ることから手放せない選手1位とした。

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