大庄の広報を担当している方からお声がけ頂いたんです。
「2,800円で日本酒飲み放題の店に行ってみませんか? 時間無制限です」
_人人人人人人人_
> 時間無制限 <
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時間無制限で日本酒が飲み放題と聞いたら行ってみないわけにはいきません。
もういい年ですので大量に呑みたいとかそういうのではないんです。昨今、日本酒飲み放題の飲食店が増えている中で「どんな日本酒を出しているんだろう?」というのが気になったのです。
2,800円で飲み放題、さらに時間無制限ですからね。
なんかこう‥‥90分くらいで自主的に帰りたくなってしまうような日本酒のラインナップなのではないか‥‥とか、ちょっと要らぬ心配もしてみたのですが‥‥オール杞憂でした!
結論から言いますと18時半に入店し22時半まで実に4時間。たっぷり30種類以上の日本酒を呑み、おばんざいを始めとした料理長の丁寧な料理を頂き、充実した時間を過ごすことが出来ました。ここは凄いよ。
あまり大きいお店ではないので混んで予約が取れなくなるのが困りますが、素敵なお店は言わずにおられない。書いてしまおう、神楽坂にある「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」と!
BALとなっていますが、雰囲気や料理は完全に日本料理の店です。よりどりみどりの日本酒が呑め、美味しい日本料理が食べられるので、外国人のお客さんも多かったです。
※「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」にご招待頂いたレポートです。
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」への行き方
神楽坂店ということで、電車ではアクセスしにくい場所をイメージしていたのですが、実は飯田橋駅から徒歩2〜3分という素晴らしい立地にあります。
あまり飯田橋駅には縁のない人生だったのですが、よくよく調べてみると中央・総武線、東西線、有楽町線、南北線、大江戸線が停車するかなり便利な駅でした。
ただし、駅からは近いが少しだけ場所が分かりにくい、Googleマップを目当てに行くと‥‥示されているポイントはあくまでも地下の位置であり、早稲田通り沿いに入口がありますのでご注意を。
表から見るとこんな看板があります。店は地下にあります。
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」の外観
階段を地下に降りると「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」があります。
日本酒の一升瓶がディスプレイに使われています。この右奥の一角が店舗なので、こぢんまりというほど小さくもないのですが、大きな箱のお店ではありません。
あ、白穂乃香が呑める!
目に入るオススメも生本鮪ぶつ、雲丹、ネギヌタ、合鴨ロースなど、日本酒が呑みたくなる一品たちです。
並んでいる一升瓶は立山、初孫、醸し人九平次、鶴齢、などなど。もしかして、醸し人九平次が飲み放題!?
東京の酒蔵である澤乃井も呑めるのでしょうか。東京で東京の日本酒を呑むのって、意外にハードルが高かったりします。東京に来て「東京の日本酒を呑んだ」って、思い出にもなりますよね。
それでは、のれんをくぐってお邪魔します!
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」の店内
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」の奥から店内を撮影したものです。左奥はやや広いテーブルで、6〜8人くらいの宴会ができるでしょう。テーブル席は4人掛けが4つ。
ペアでイスがセットされたカウンター席。もちろん1人で2,800円日本酒飲み放題するのもありだと思います!
調理場。料理長の背後には、たくさんの日本酒が眠る冷蔵庫があります。
カウンターに置かれたおばんざいも魅力的です!
ブロッコリー塩昆布和え。
焼空豆。
丸茄子西京焼き。
南瓜じゃこの炊いたん。
最初に店名を聞いたときはバルだったので、もっとモダンな、イスやカウンターも背の高いものを想像していたんですけど、落ち着いた雰囲気の日本料理のお店じゃないですか!
日本酒に合う食事が多そうで、期待感も高まりまくりです!
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」のメニュー
それでは写真でメニューを紹介します。
「今宵のおもてなし」として、これは日替わりメニューですね。
北海の旨い雲丹1,200円、ヒラメ昆布締め900円、鰯なめろう650円、焼空豆680円、本マグロ皮湯引きポン酢480円、らっきょうパルメザンまみれ400円、水茄子刺身480円。
おばんざいとして、牛スジ大根650円、南瓜じゃこ炊いたん500円、丸茄子西京焼き550円、味噌ピーナツ450円、ブロッコリー塩昆布和え480円。
さらに日本酒のお供として、蜂蜜梅干し、紫蘇梅干しが各150円で!
これが6月限定の飲み放題のプレミアム地酒になります。
思わず息を呑むボリューム‥‥ざっと数えて60種類ほどの日本酒がラインナップされています。良い意味で恐ろしすぎる!!
どんな地酒があるのか、もう少しアップで見てみましょう。
日本酒と料理のマリアージュの提案がまず最初に。例えば、熊本の香露 特別純米ととり天のような組み合わせです。
陸奥八仙、あさ開、初孫、出羽桜、八海山、〆張鶴、鳳凰美田、神亀など、よく見かけるメジャーで美味しい地酒もありますが、北海道の風のささやきや君が袖振るといった、初めて見るような銘柄もあります。
どれもが純米、純米吟醸、純米大吟醸となっていて、本当に全て飲み放題で大丈夫なの!? とむしろ心配になるくらいです。
西方面に目をやると、立山、天狗舞、梵、醸し人九平次、風香、出雲月山、酔心、貴、獺祭 純米大吟醸50、獺祭 純米大吟醸 三割九分、獺祭 純米大吟醸 二割三部、酔鯨、土佐鶴などなど。
醸し人九平次や獺祭 純米大吟醸 二割三部が飲み放題メニューに入っているの、初めて見たかもしれません。
お酒メニューは呑んだお酒をチェックできるようになっています。
もちろん普通に地酒を単品で注文することもできますが、4〜4種類を呑むのならば、断然2,800円飲み放題にするのがオススメですね。間違いないです。
もちろんビールやハイボール、ホッピー、サワーといったドリンクも。料理が美味しいので、そちらをメインに楽しむのであればこちらのドリンクを単品ですね。
ワインのボトルも2,000円、スパーリングワインも2,800円で、こちらも思わず安いな、と思ってしまいました。
続いて料理のメニューです。
毛ガニ一パイ2,980円、希少ふぐ白子フリット800円、北海の旨い雲丹1,200円、さいぼし(馬肉の燻製)700円、くじらベーコン1,000円。
生牡蠣3個1,200円、焼きタラコ450円、ブルーチーズトースト700円、ホタルイカ500円、ぐじ板わさ750円。
馬刺し1,200円、カラスミ850円、なめろう650円、酒盗クリームチーズ450円、ネギぬた380円、お新香500円。
フルーツトマト650円、和風サラダ650円、ポテトサラダ480円、梅キューたたき450円ね大根サラダ650円。
泳ぎ活イカ2,980円、生マグロ(ぶつ又はぬた)850円、ヒラメ昆布締め900円、〆鯖650円。
きんきひと塩2,980円、本日の魚漬け焼き780円、合鴨ロース700円、いわい鶏にんにくつけ焼き700円、イカ一夜干し650円、ねぎ焼き450円。
アワビ醤油バター焼き1,200円、のどぐろ1,500円、牛たん焼き すいとろ付き800円、ししとう焼き450円、エイヒレ450円、うなぎ串650円、玉子焼き650円。
酒かす漬けソーセージ650円、北海本ししゃも650円、いわい鶏の辰ちゃん焼き700円、れんこん焼き450円、生しいたけ焼き550円、月見つくね550円、いわい鶏炙り焼き ゆず胡椒添え700円。
牛ロースステーキ1,200円、カキバター950円、真イカ・肝ソース焼き780円、インカのめざめとベーコン450円、ブルーチーズオムレツ650円。
黒豚ニンニクしゃぶしゃぶ1,200円、揚げ出しもち500円、嵯峨野湯豆腐700円、牛すじ650円。
アジフライ(2枚)700円、カキフライ(3個)700円、ごぼうの唐揚げ400円、いわい鶏唐揚げ650円、牛フィレカツ1,200円、コロッケ500円。
茶そば650円、細巻き寿司 塩梅巻き250円、細巻き寿司 ごぼう250円、細巻き寿司 納豆250円、細巻き寿司 3種750円、焼きおにぎり(小むすび2個)200円。
ジャコタコ炒飯650円、おにぎり(鮭・たらこ・梅)250円、お茶漬け(鮭・たらこ・梅・海苔)500円、あおさ汁250円。
和三盆のワラビ餅と黒糖アイス450円、白玉信玄アイス450円、豆乳のブランマンジェ450円。
2,800円飲み放題で呑んだ日本酒30種以上!
馴染みのある日本酒もあれば、なかなかお目にかかれないものもあったり、日本酒好きには本当に楽しい空間と時間になるはずです。
量も30mlと少量からお願いできますので、まずは色々な種類を呑んでみて、自分がどんな傾向のお酒が好きかを見つけるのも楽しいでしょう!
繰り返しますが、これらは全て2,800円で時間無制限飲み放題です。量を呑むというよりは、じっくりと種類を楽しめるのが嬉しい飲み放題です。
【山口】獺祭 瓶内熟成スパークリング。
【富山】立山 純米吟醸。
【新潟】雪男 純米。
【新潟】鶴齢 純米大吟醸。
【埼玉】神亀 純米辛口。
【北海道】君が袖振る。
【山口】貴 特別純米。
【福井】梵 GOLD 無濾過純米大吟醸。
【東京】澤乃井 純米吟醸 蒼天。
【愛知】醸し人九平次。
【熊本】香露。
【福井】黒龍 九頭竜 純米酒。
【山口】獺祭 純米大吟醸 二割三部。
【栃木】鳳凰美田。
【宮城】伯楽星 特別純米。
【北海道】風のささやき 純米酒。
【青森】陸奥八仙 黒ラベル 純米吟醸。
【東京】十右衛門。
【東京】江戸開城。
ちなみに十右衛門も江戸開城もメニューにない東京の地酒です。店長に「隠し酒あります?」と聞くと、メニューにないお酒が出てくるとか出てこないとか!?
特に江戸開城の東京港醸造というのは、初めて見ましたねぇ。
若松屋だそうです。
【奈良】風香 純米吟醸。
【静岡】開運 涼々。
【秋田】刈穂 六舟。
このあたりも「隠し酒」が続々と!
【新潟】たかちよ 純米酒。
【福井】福千歳 さくらロック。
【茨城】来福 純米酒 八反錦。
【高知】土佐鶴 天平 大吟醸原酒。
【山形】初孫 しおさい。
【山形】初孫 魔斬 純米本辛口。
【秋田】瑠璃 2017 ラピスラズリ。
【熊本】れいざん 純米酒。
自分でもよくこんなに呑んだなと思うのですが、和らぎ水とセットで呑んでいたせいか、翌日もいっさい二日酔いはありませんでした。けっこう覚悟していたんですけど。やはり良いお酒は残らないのでしょうか!?
ちなみに少量ずつ呑みましたが、確実に900mlくらいは呑んでいたんではないかと思います。
日本酒に合う肴の数々
4人で食事した日本料理の数々です。これがもう、本当に、日本酒によく合うのでして‥‥飲み放題なので、料理に合わせてお酒を変えていくのが楽しかったです。
日本酒の前に白穂乃香で乾杯しておりました。
お通し。マグロ寿司に雲丹をちょこんと乗せ、とろろと一緒にズズズと頂きます。もうこの時点から旨い。お代わりお願いします。
函館からやってきて冷蔵庫で待ってくれていた活イカ。生きてます!
手際よく料理長が活き締め!
こんなに新鮮なイカが食べられるなんて‥‥なんて幸せなんでしょうか! さっきまで生きていたイカ旨い!
カウンターにあった、おばんざいの南瓜じゃこ炊いたん。頼まずにはおられません。優しいお味です。
ヒラメ昆布締め。これを食べたら富山の立山を呑まないわけにはいかぬ!(ちゃんと呑みました)
ちょんちょんと塩をつけて食べる水茄子刺身。うまひ。
らっきょうパルメザンまみれ。これまた初体験の料理なのですが、パルメザンがやっきて、そのあとらっきょうの甘酸っぱい感じがやってきて‥‥チーズと甘酸っぱいのって合うのね!
本マグロ皮湯引きポン酢。これも皮なのに脂たっぷりですっきりと口中を日本酒で洗い流してウマママママとなる逸品です!
少し盛りを多めにして下さったという、鰯なめろう。味噌味が強くなく、鰯の味を楽しめる逸品。いやはや。これをペロペロしながら、いったい何杯の日本酒が呑めるのであろうか。底なし沼のような酒のアテです。
活イカのゲソは天ぷらにしてもらえます。ほんのり塩味でこのまま美味しい。絶品。
細巻き寿司3種。途中でちょっとお米を食べるのですよね。お米の日本酒を呑みながら。
とり天も日本酒に合う! 熊本の地酒とマリアージュしました。
焼空豆。これまた野菜。というか、野菜が美味しくて野菜のメニューばっかり食べてたんです!
丸茄子西京焼きも、トロトロトロトロしてて最高に旨味!
あまりにも野菜が美味しいので、普通に茄子を焼いてもらっちゃいました。シンプルなんだけど、これまた焼いた香りまで美味しい一品でしたねぇ。
ねぎ焼きもシンプルで旨い。日本酒にはこういうのも合います。
ごぼうの唐揚げ。
って、本当に野菜ばかり食べてる! けど美味しいから仕方ない!
やっと登場した肉。牛ロースステーキ。
いよいよ〆に差し掛かりました。あおさ汁。ずっと冷酒を呑んでいたので、胃が温まります。
蜂蜜梅干し、紫蘇梅干しも頼んでみました。
これ単体でも良い甘酸っぱさで美味しい梅干しだったのですが‥‥。
ジャコタコ炒飯と一緒に食べたら、さらにさらにさらに美味しくなった! ジャコタコ炒飯に梅干し、オススメです!
そして女子の希望でデザートも出てきました。
金箔も入った豆乳のブランマンジェです。
さらに白玉信玄アイスも。
女子的には甘味が物足りないということで、追いきなこと追い黒蜜をお願いしていました。
※女性視点の記事も僕らが「日本酒60種・時間無制限飲み放題」神楽坂・塩梅へ行く理由 – UKOARA.comからどうぞ!
肉や魚もあるのですが、本当に野菜が美味しくて。もうそれだけで嬉しくなってしまいました。でも改めてメニューを眺めると、あれもこれも食べてみたいものがあって、これは2度、3度と再訪せねばなるまい。なるまい!
美味しい料理でゆっくり楽しい時間を過ごす人に
まとめとしては「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」は珍しい日本酒も呑める飲み放題に、美味しい野菜の料理など、本当に200%満足のお店でした。
ちなみにお会計は1人6,500〜7,000円くらいとのことですが、4時間滞在してこれなら安く感じます。
※お店の人ではなく一緒に行った明日やりますの人。
時間無制限飲み放題というと、ものすごくガブガブと呑んでしまうイメージがあるかもしれませんが、実際はその真逆でした。
時間制限がないので、時間を気にせず自分のペースでゆっくりと、料理の出てくるスピードに合わせて、試してみたい日本酒を少しずつ楽しめるのです。これぞ大人な時間の過ごし方ですよ。
19時過ぎにもなればテーブル席はほぼ埋まっていたので、行くなら間違いなく要予約です。
海外からお客さんを迎えることがある人も「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」を案内すると喜ばれるの間違いないと思いますよ!
そして7月にはまた、日本酒のラインナップが変わるということなので、これは再訪確定しました。
あ、行く人は日本酒好きの店長に「隠し酒ある?」って聞くの忘れないでくださいね!
ごちそうさま!!!!!!
2018年7月に再訪
2018年7月に、日本酒好きの友人たちと再訪しました。この日も非常に珍しい日本酒を呑むことができました。先月とは日本酒のラインナップもいくつか変わっていました。
番外編なるメニューも、
まずは呑んだ日本酒を写真で紹介します。
女性は小さいお猪口で、ぼくは割と普通のサイズのお猪口で日本酒を頂きました。みんなでお猪口を回して試し呑みしつつ、これだけの種類の日本酒を呑むことができました。もう完全に日本酒天国ですね!
店長の隠し酒も全種類頂いてしまいました。相変わらずの凄いラインナップです。
料理も日本酒と合いそうなものを頼みましたが、こちらもどれも美味しかった‥‥素晴らしい料理の数々でした。
アジフライ。揚げたてが最高。
周りが炙ってある焼きタラコ。
メニューにはない焼きなすを特別にお願いしています。
酒かすに漬けたソーセージ。味わいがたまりません。
酒盗チーズ。完全に日本酒。
本日の魚の西京焼き。これは日本酒もいいけど白米が食べたくなるお味‥‥。
〆には前回と同じジャコタコ炒飯を。これがまた美味い!
閉店までたっぷりゆっくり過ごすことができる大人の日本酒飲み放題。控えめに言っても最高です。最高すぎます。
ごちそうさま!!!!!!
「東京酒BAL 塩梅 神楽坂店」の住所・予約
ランチもやってます。夜は17時オープンです。
>>塩梅 神楽坂店(居酒屋)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ
>>塩梅 神楽坂店 (アンバイ) – 飯田橋/居酒屋 [食べログ]
住所:東京都新宿区神楽坂2-10 カグラヒルズ B1F