Mac OS Xで使えるウェブブラウザのベンチマークテストというエントリーで紹介した、Safariの最新バージョンである「WebKit Nightly Builds」を試してみました。
そもそも「WebKit」というのは「WebKit とは」によると、
Web ページの画面への描画や、アプリケーションへのインタフェースを担当
しているもので、それを利用しているのがSafariということになりますが、「WebKit Nightly Builds」として配布されているものは、そのままSafariとして起動できるようになっています。
その「WebKit Nightly Builds」が、スピードアップして優秀とあったので、実際に試してみました。
まずはダウンロードですが、サイトにアクセスすると、ずらーっとリストがあります。
それぞれに日付がついており、かなり細かい頻度でアップデートされていることが分かります。とりあえず最新版をダウンロードしてみました。
起動すると普通にSafariとして起動しました。
初期画面はこのように設定されています。テストに参加してくれてありがとう、という感じでしょうか。なお、現行バージョンのSafariと同時に起動することも可能です。
それぞれのバージョンは以下のようになっています。
(WebKit Nightly Builds)
(現行バージョン)
あれ、同じ? Safariというアプリケーションは共通で、描画部分のみが新しいWebKitになっているという理解で良いのでしょうか。
分かりやすい見た目の違いとしては、このアイコンの色の違いでしょうか。「WebKit Nightly Builds」は、黄金色に輝いています。
しばらくブラウズしていると、他にもいくつか違いがあることに気づきました。
ネタフルを見ると、右上の検索窓に違いがありました。左が「WebKit Nightly Builds」のもので、Googleのロゴとテキストが表示されています。
Gmailにアクセスすると‥‥
フォームのボタンがAquaチックになっています。
そしてフォントの取り扱いにも違いがありました。
どうもボールドの文字の取り扱いがキレイでない‥‥と思ったのですね。
これはFirefoxでも似たような現象があったのですが、よくよく調べてみると、どうもOsakaフォントをボールドがうまくないみたいです。
どうにも気持ちよくなかったので、Osaka指定されていたものを変更して「WebKit Nightly Builds」でもキレイに表示されるようにしました。Firefoxでも確認すると‥‥もう一息ですかね‥‥。
現時点では問題ないですが、もし「WebKit Nightly Builds」がLeopardで採用されるようになると、ウェブサイトによっては見え方の確認が必要になるかもしれませんね。
最後に使用感を。
まだそれほど使っていないですが、明らかに描画のスピードが上がっていることが分かります。スピードにはすぐに慣れてしまうと思いますが、これは現行バージョンには戻れないかな‥‥。サクサク感が向上しています。
多くのサイトを見ていないので、不安定かどうか見極めできていませんが、少し使った感じだと、それほど不意に落ちるということはありませんでした。
新し物好きの人は試してみると良いかもしれませんが、開発中のバージョンですので、自己責任でお試しください。
早速、試されている方もいました。
早速、ダウンロードして試してみていますが、回線に依存するところ以外は、体感で速くなったように感じますね。これだと、デフォルトのSafari使うよりも快適かも。
まずはじめに試したのが、まだSafariを正式にサポートしていないGoogle Docs & Spreadsheetsです。普通なら未サポートブラウザとしてはねられますが、問題なくログインできました。
おお「Google Docs & Spreadsheets」が利用可能に! これはありがたいかも。お二人ともスピードアップは体感されているようですね。
とはいえ、問題もあるみたいですので、ご注意を。