プロジェクトフォルダごとに設定した Git のコミットユーザ情報を確認する
プロジェクトごとに Git のコミットユーザを変える必要があり、各プロジェクトフォルダで以下のようにユーザを設定していたりする。
$ git config user.name "NeoLocal"
$ git config user.email "[email protected]"
# この情報はプロジェクトフォルダ直下 ./.git/config に保存される
しかし、対象のプロジェクトにこの設定をしたのかどうか忘れてしまった時に、サラッと確認したかった。
$ git config --list --show-origin
とすると、その設定がどのファイルに記載されているかも表示されるので、これで確認すると確実だろう。
$ git config --list --show-origin
file:/usr/local/git/etc/gitconfig core.excludesfile=~/.gitignore
file:/usr/local/git/etc/gitconfig core.legacyheaders=false
file:/Users/Neo/.gitconfig user.name=NeoGlobal
file:/Users/Neo/.gitconfig user.email=[email protected]
file:.git/config user.name=NeoLocal
file:.git/config user.email=[email protected]
実際はもっと多くの設定項目が出てくると思うが、上の例でいうと、
file:/usr/local/git/etc/gitconfig
…--system
指定時に確認できる設定file:/Users/Neo/.gitconfig
…--global
指定時に確認できる設定 (ユーザホームに置いた~/.gitconfig
の内容)file:.git/config
…--local
指定時に確認できる設定 (プロジェクトフォルダ内で設定した情報)
となる。
つまり、最後の file:.git/config
でのユーザ設定がない場合は、プロジェクトフォルダで設定を上書きしていないということになる。
ユーザ情報に絞るなら grep
を併用すれば良い。
# 「--list」は「-l」と省略可能
$ git config -l --show-origin | grep user.name
コレでコミットユーザの情報を簡単に確認できた。