寝たきり生活は、痒みとの戦いだったりします。
特に先日、不要なところに骨ができてしまう病気(異所性骨化)になってからは、車椅子に乗ることもできず、完全な寝たきり状態になってしまいました。
とにかく、365日24時間、枕が首に当たっている状態です。
とにかく頭が痒くなる痒くなる…。
それを回避するために、「汗ムヒ」とかも使ってみました。
ただ、これだと軟膏タイプなので、ちょっとベタベタして枕に付着するのが気になります。
その他にも、耳用の液体タイプのムヒ「ムヒER」を頭に付けることも試してみました。
これは頭皮用でも利用できるのですが、何しろ耳用なので、いちいち綿棒を使って塗るのが面倒くさい…。
ということで
こうなったら完全に頭皮向けのムヒを買ってしまおう!
ということで、早速以下の「ムヒHD」を購入してみました。
目次
ムヒHDとは
ムヒHDは、池田模範堂が製造するムヒの頭皮特化型タイプです。
頭皮の痒み、フケ、湿疹、乾燥、赤みなどに効力を発揮します。
頭皮の痒みの原因にもいろいろありますが、以下のような痒みの原因にも対応しています。
- 汗・汚れ
- 紫外線
- シャンプー
- 皮脂
- 乾燥
- ストレス
僕の場合だと、汗とストレスによる痒みの可能性が高いです。
ムヒHDは、以下の「3つの効果」がある「6つの有効成分」により痒みを抑えます。
- 素早く痒みを止める成分 ×2
- 痒みの元となる炎症を鎮める成分 ×1
- 患部の状態を整える成分 ×3
このムヒHDは、効果があるだけでなく「ピンポイントで塗りやすい容器の形状になっている」というのも大きな特徴です。
頭皮の湿疹って、結構ポツンポツンと点でできるんですよね。
その患部に対して細いヘッドがピンポイントで当たり、少量の薬液で効果を発揮してくれます。
このムヒHDには2種類あって、「クールタイプ」と「しみないタイプ」の2種類があります。
要は、「しみるタイプ」か「しみないタイプ」かどうかです。
僕の場合は、塗ったと実感しやすいように「クールタイプ」を購入しました。
頭を掻きすぎて傷になっている場合は、「しみないタイプ」を選んだ方が良いでしょう。
傷ができている時に「クールタイプ」を使うと地獄をみます。
届いたムヒHD
実際に購入して届いたムヒHDがこちら。完全に頭特化型のデザイン。
パッケージ裏面がこちら。
裏面に書かれている、主な説明はこちら。
効能・効果
かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、あせも、じんましん、虫さされ
用法・用量
1日数回、適量を患部に塗布してください
成分・分量
有効成分(100g中)
成分・・・分量・・・はたらき
- ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・1.0g・・・かゆみ原因物質(ヒスタミン)のはたらきをブロックし、起きているかゆみをしっかり抑えます。
- プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)・・・0.15g・・・アンテドラッグ型抗炎症成分で、かゆみの元となる炎症をしっかり鎮めます。
- l-メントール・・・3.5g・・・清涼感を与え、かゆみをすばやく鎮めます。
- アラントイン・・・0.2g・・・荒れた皮ふ組織の修復を助けます。
- パンテノール(プロビタミンB5)・・・1.0g・・・肌細胞の正常なはたらきを助けます。
- イソプロピルメチルフェノール・・・0.1g・・・殺菌作用で雑菌の繁殖を抑えます。
添加物としてエデト酸Na、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、乳酸、L-乳酸Na、エタノールを含有します。
ムヒHDを使ってみた感想
ムヒHDを数週間使ってみました。
ムヒHDのよかった点
ムヒHD(クールタイプ)のよかった点はこちら。
- 頭の痒みがかなり治まる
- ローション(液体)タイプなので髪の毛が長くても塗りやすい
- ヘッドが細いのでピンポイントに患部に当てられる
- クールタイプはメントール配合なので塗って20分ぐらいはスーッとして痒みを感じようがない
薬なので効果があるのは当然ではありますが、僕の頭の痒みをかなり抑えてくれました。
あと、やっぱり液体タイプなので、本当に薬液がよく伸びて塗りやすいです。髪の毛の隙間にも浸透して、頭皮に到達しやすく本当に塗りやすい。
ヘッドの形状と相まって、かなり塗りやすいので、時間短縮にもなります。
あと、軟膏タイプと違ってさらっとしているので、枕などについてもベタベタせず気にはなりません(つかないわけではないと思うけど)。
ムヒHDの難点
ムヒHD(クールタイプ)の難点はこちら。
- 結構しみる
- 薬液がなくなりやすい
ムヒHD(クールタイプ)はメントール(クール成分)が結構強いので、かなりしみます。
頭皮を掻いた傷などがある場合は、結構悶絶するくらいしみるかもしれません。
そういう場合は、「しみないタイプ」もちゃんと用意してあるので、そっちを使った方が良いでしょう。
あと、ムヒHDのような液体タイプは、軟膏タイプとは違って、結構ジャバジャバ塗ってしまって、薬液の減りが早いというのはあるかと思います。なのですぐに使ってしまって買い換える必要は軟膏タイプよりは出てくるかと思います。
とはいえこれは、「塗りやすさ」をとるか「コスト」をとるかのトレードオフかと。
まとめ
今回、ムヒHDを頭皮の痒みに使ってみました。
さすが池田模範堂です。痒みに関しては流石。僕の頭の痒みによるストレスはかなり軽減できたように思います。
今回試してみて特によかったのはこちら。
- 寝たきりによる頭や首の湿疹にも効果てきめん
- 液体タイプは髪の毛の中にも浸透して塗りやすい
- ヘッドが細い容器の形状となっているので痒みにピンポイントにあたる
今まで「もったいないから」という理由で、他のムヒなどで代用していました。
けれど、
頭の痒みなら頭専用のムヒHDをさっさと使っておけばよかった
というのが正直な感想です。
やっぱり、頭皮などに特化しているだけあって、頭に塗るときの使い勝手のよさは格別です。
ということで、頭の痒みに悩んでいる方は試してみる価値はあるかと思います。
クールタイプがこちら(塗ったぁぁぁ!!と実感できるのが利点)。
しみないタイプがこちら(掻き頭に傷ができている場合はこちらが無難)。