先日、わかったブログを運営されている「かん吉」さんから献本をいただきました。
僕の場合、ブログは完全に自己流で運営しており、こういう機会でもない限り普段ブログ本等は読みません。
なので「すごく良い機会」と早速読んでみることに。すると自分の手法や考え方に近い部分もあり、共感する箇所も多々ありました。
読んだ感想としては「今のSEOが個人に厳しい時代に、WEB初心者がブログを足がかりに成り上がる(マネタイズする)ための指南書 初級編」といった印象。
これからブログを始める人には難しすぎず、それでいて必要な手順は分かりやすく押さえられているので、ちょうど良い一冊かと。
目次
本の内容
これは本の冒頭にも書かれていることですが、昨今、Googleのアルゴリズムも日々改良され、ほんと付け焼刃のSEO施策は全く通用しなくなりました。
そんな中でのこれからのブログ戦略は「その道の専門家になり愛されるブログを作ること」と冒頭で提示されています。
そんなブログを作るために行えば良いことが、以下のようにステップ形式で紹介されています。
- ブログのテーマやコンセプト決め
- ブログを始める方法
- ブログの書き方
- ブログに集客する方法
- ブログ運営をする上での流れや注意点
- ブログにリピーターを作る方法
- ブログ運営に関する考え方(ブログのある人生を考える)
- ブログの収益化方法
- ブログ収益をアップするコツ
- ブログをベースとしてワンステップアップした収益化方法
タイトルにも書きましたが「これからブログを始める人のためのガイドライン的入門書」に当たるかと思います。
初心者向けの本ということもあり、非常にわかりやすい言葉で書かれておりブログ運営に必要なことは、ほぼほぼ網羅されているように思います。
本書の冒頭からワンステップずつ行なって、ブログをベース(基地)としてニッチ分野の専門家となることができれば、十分マネタイズすることはできるでしょう。
とはいえ、「試行錯誤を交えながら確実に書かれていることをやりきれば」というのは、どんな指南本にも言える事ではあります。
もちろん全部が全部、簡単にできるものではないです。そりゃお金は、打ち出の小槌から湯水の如く出てくるものではないので、至極当然のことで努力は必要です。
この書籍のポイント
本書を読んで、心に残った部分をいくつか紹介します。
コンセプト決めは重要
ブログを始めるに当たって一番重要な、コンセプト決めも丁寧に解説してあります。
ここはブログの根幹部分なので、しっかりと解説してあるのは大事。
中でも、「ブログで何をしてよいか決めかねている…」なんて場合は、「自分の墓に刻むメッセージがブログで行うこと(テーマもしくはミッション)」という説明はわかりやすかったです。
確かに墓にまで刻むものだったら、自分の最も好きなテーマを書くでしょう。「〇〇を愛した男ここに眠る」とか。
それとか、自分が信念として行ってきたこと(ミッション)を書くか。「〇〇に尽くした男ここに眠る」的な。
やっぱ、「自分の墓に刻みたい!」と思える程好きなことじゃないと、続かないんですよ…。実際。
ブログの始め方のWordPressテーマ
あと本書の「ブログを始めてみよう」項には、拙作のWordPressテーマCocoonを用いたブログの設定方法なども解説されています。
このテーマ掲載の関連でご献本いただきました。
ブログの書き方
あと、ブログを書く際のフォーマットの例が結構掲載されているなと思いました。
ブログ初心者の場合、まず何を書いて良いかわかりません。
そういった場合、文書フォーマットに当てはめて書くとすごく楽です。
僕が初心者の頃は、ジャパネットたかたの高田社長のセールストークを頭に浮かべながら書いていたのを思い出しました。あのフォーマットは本当に良く出来ていたので。
本書の中には何種類かフォーマット例があるので、その中から自分に合ったフォーマットを選んで書いてみるのも良いでしょう。
ブログ運営…その先…
僕の中でブログ本というものは「ブログを開設して広告を貼って収益化し収入を得る」で終わるといったイメージでした(※ブログ本はあんまり読んだことないので間違っていたらすいません)。
しかし本書は、ブログをベースとしてさらにキャリアアップする方法についても言及されています。
「ブログ運営から少しステップアップしたマネタイズ方法」から「投資」にまで言及されています。
昨今、SEOが厳しい中、アフィリエイト収入だけでは心もとない人が多いのも紛れもない事実。そういった方々に「こういった道もあるよ」と提示してくれています。
どれも楽なものではないですが、実現できればより安定した収入を得ることができるものです。
ここら辺は、提示されているものの中から自分に合ったものを見つけられれば、新たに書籍を購入して勉強するためのきっかけ作りみたいな感じです。
まとめ
こんな感じで本書は、「これからブログを始めて何かをしたい!」という人のための、いろはをまとめたブログ入門本となっています。
内容的には、必要なことを網羅しつつ、できるだけわかりやすく書かれているという印象。
というのも当然で「これからブログを始める」といった初学者に最初から難しいこと言っても、挫折する確率が上がるだけなので。難しく書いちゃうと逆に読者が損をしちゃうと言うか。
なので、あくまでこの書籍はブログ初心者向け。
なので本書は、ブログ運営について深く深く掘り下げた内容を求めている人には向きません。
ということで、以下のような方には最適かと。
ブログを始めるには何からしたらいいの?
ブログを作るにはどんなことをするのか全体像を知りたい。
なんて人にはおすすめの一冊です。
文中にある書籍のスクリーンショットは、著者の許可を得て掲載させていただいています。