AIを用いてマウスの表情読み取る
これまでは、マウスに感情があることがわかっていても、読み取ることはできないでいました。
マウスに長年接している研究者の一部は、顔からある程度感情がわかるという話もありますが、やはり精度と客観性に欠けており、定量的な実験には使えませんでした。
マウスの感情を研究するためには、まずマウスの表情を客観的な指標で読み取れるようにならなければなりません。
そこでドイツの研究者たちは、マウスに「痛み」「嫌悪感」「毒による苦しみ」「直接的な恐怖」「追い立てられる恐怖」そして「快楽」を与え、カメラを通して表情を記録し、AIに分析させました。
その結果、AIはマウスの表情をほぼ確実に判断できるようになりました。この研究結果を応用すれば、犬や猫の表情が小型カメラなどで判断できるようになるかもしれません。