Harmony Spiral future

2021年、広島の音楽サークルの同期shota（Vo, G）、k.k（B, Cho）、じゃけえいっせい（Dr）が東京で再会したことをきっかけに結成したスリーピースバンドHarmony Spiral。東京のライブハウスを中心にライブを行いながらコンスタントに新曲を発表し、2024年、初のアルバム「Chapter1」をリリースした。

「Chapter1」のラスト10曲目に収められているのが、Harmony Spiralにとって初めてのオリジナル曲であり、初めてミュージックビデオが作られた楽曲「future」だ。shotaのハイトーンボーカルが全開のイントロ。歌っているのはshotaのみだが、まるでもう1人女性ボーカルがいるかのごとく、別の声色のハイトーンボイスと入れ替わり立ち代わりボーカルを取っていくような序盤の展開が印象的だ。そこから躍動感あふれるバンドアンサンブルに突入し、メロディアスなギターリフでさらに聴き手を引き込む。ボーカルを重ねたり、英語詞を入れたり、大サビを導入したりするなど、フックとなるアレンジを盛り込みながらアグレッシブなアンサンブルに突入。「描いた未来のその先へ 歪んだ世界を切り裂いて 明日へと繋がる この想いが導く」という歌詞から始まった「future」の物語は、聴き手を限定せず誰しもに視線を送りながら、“ありのままの本当の自分”をつかむため未来へと手を伸ばしていく。

Harmony Spiral「future」