ここがプリティーシリーズの最前線！アイプリ曲もコラボもたっぷり披露の合同ライブ

「プリティーシリーズ」の合同イベント「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」が、本日11月16日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催された。イベントには「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」「ワッチャプリマジ！」「ひみつのアイプリ」のキャストが総勢21人出演。キャラクターのソロ曲やチーム曲だけでなく、“Crossing”のタイトル通り、作品の垣根を越えたコラボも多数披露した。本記事では昼公演の模様をレポートする。

ライブはプリ☆チャンアイドルとプリマジスタの12人による華やかな「キラッとスタート」で幕開け。続けてみらいとまつりの「ワン・ツー・スウィーツ」というさっそくの“Crossing”の畳みかけに、客席からは歓声が上がり続ける。前半は「プリ☆チャン」「プリマジ」の楽曲が届けられ、れもんの力強い歌声とポップな楽曲のギャップも楽しい、えもとれもんによる「スキスキセンサー」、かわいいものが大好きなまりあとかわいい自分が大好きなみるきの「シアワ星かわいい賛歌」など、ここでしか見られない組み合わせがお祭り感を演出する。もちろん「ミラクルコースター」「Sweetness×Darkness」などおなじみのグループやデュオの楽曲も披露。「コトバ・ブーケ」ではみるきとのコラボを終えたまりあに、すずが「まりあのパートナーはすずだからね！」と2人の絆を再確認するセリフを放ち、ファンをおおいに沸かせた。

「滲む、馨る、」を披露する場面では、中性的な雰囲気のあうるとキュートな衣装で優雅に踊るりんか、それぞれの個性の違いが楽曲の新たな魅力を引き出す。あまねの「The Secret Garden」にはシオンが加わって重厚なハーモニーをプラス。スポーティーなひなとめるの「Starlight!」ではミラーボールが会場を彩った。シオンはさらと「My Secret heArtbeats」でもコラボ。両者の力強い歌声の相性はもちろん、息の合ったパフォーマンスでも観客を魅了した。

中盤はすべてこの日がライブ初披露となる「アイプリ」楽曲のパフォーマンスへ。ひまり役の藤寺美徳はあうる役としても「プリティーシリーズ」のライブの場に立ってきたが、あうるとはがらりと異なるキュートで元気いっぱいのひまりを見事に表現。ぴょんぴょん飛び跳ねながら「P.O.P.P.Y」を歌い、観客を笑顔でいっぱいにした。その後もソロ曲やデュオ曲など「アイプリ」楽曲を惜しみなく畳みかける。ひときわポップなアイスマイリンの「ネバギバラバー」では、割れんばかりのコールが会場に響き渡った。

ステージにアイプリたちが揃う中、チィがいつも通り「一番星になる」と宣言すると、「受けて立つ！」と登場したのはプリパラアイドルの面々。SoLaMi♡SMILEの3人とシオンとレオナが、アイドルとしての心構えや、離れていてもつながっている友達の大切さなど、先輩らしくさまざまなアドバイスを送る。そこからはSoLaMi♡SMILEの「トライアングル・スター」を皮切りに、「プリパラ」「アイプリ」の楽曲、そして両者のコラボパフォーマンスを展開。シオンとレオナ2人での「CHANGE! MY WORLD」では、客席に降りた2人がエネルギッシュに会場を盛り上げた。シークレットフレンズ∞のフレッシュなパフォーマンスや、カルテットスターの堂々たる歌声にも、大きな拍手が送られる。“クロッシングパフェ”こと、シオンとレオナとカルテットスターの「ラン♪ for ジャンピン！」、SoLaMi♡SMILEとシークレットフレンズ∞とチィによる「HAPPYぱLUCKY」と、「プリパラ」で長く歌われてきた楽曲にも新たな風が吹き込まれ、積み重ねたシリーズの歴史を感じさせた。

終盤はさらに作品の垣根を越えたパフォーマンスを展開。らぁら、そふぃ、レオナ、あまり、める、まつり、みるき、ひまり、つむぎ、アイリ、リンリンによる「オムオムライス」という意外な選曲にも大きな歓声が沸く。客席通路も使っての“ワチャワチャ”なパフォーマンスから、今度はみれぃ、シオン、みらい、りんか、ひな、あまね、みつき、サクラ、タマキ、チィでの「ワッチャ！プリーズ！マジック！ -What's your "Please" Magic?-」を畳みかけ、会場のボルテージも最高潮へ。さらに、らぁら、みらい、まつり、ひまりという主人公4人での「プリマ☆ドンナ？メモリアル！」も披露。2021年のライブでも歴代主人公で歌われた、「プリティーシリーズ」を象徴するこの曲に、新たな軌跡が刻まれた。

「プリティーシリーズ」のライブ初出演だったサクラ役の日比優理香は、「人生初ステージで緊張していたんですが、（タマキ役の鈴木）杏奈ちゃんと、アイプリのみんなと、シリーズの先輩方と楽しいステージに立てて、本当に光栄でした。とてもいい日になりました！」と笑顔で挨拶。鈴木は「いつかタマキちゃんとれもんちゃんの“Crossing”が観たい」と、自身が演じる2役のコラボを実現できないかと夢を語る。ひときわほんわかした雰囲気の藤寺と、みつき役の平塚紗依の挨拶を見守ったつむぎ役の久保ユリカは、「ただただこの2人ががんばっているのをリハーサルから見ていたので、がんばったねって気持ちでいっぱいです！」と労いの言葉をかける。最後は全出演者による「FRIENDSHIP PALETTE」で、怒涛の2時間強にわたるイベントを締めくくった。

夜公演の終演後にはTVアニメ「ひみつのアイプリ」2期の放送決定や、「アイプリ」「プリパラ」それぞれの単独イベントも発表された「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」。ライブの模様は生配信も行われ、12月1日までアーカイブ視聴が可能だ。