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投資銀行はなぜ激務なのか?部門別の忙しさ・残業時間・向いている人・向いていない人を解説
高い専門性と年収から就活生に人気の投資銀行。
新卒時の年収が1,000万円になることも珍しくないですが、高待遇であると同時にかなり激務な業界であることでも有名です。
そこでこの記事では、投資銀行が激務である理由と投資銀行に向いている人・向いていない人について解説していきます。
証券業界に興味のある方、投資銀行に知り合いがいる方は是非ご参考ください。
※この記事で言及する投資銀行では、外資系投資銀行と日系証券会社の投資銀行部門、いわゆるIBD(Invest Bank Development)を指しています
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投資銀行が激務である理由
はじめに、投資銀行が激務である理由をお伝えします。本当に数多くの理由がありますが、概ね次の4つの理由が激務の原因ではないでしょうか。
【投資銀行が激務である理由】
- 大量の資料作成を要求されるから
- 複数のプロジェクトを並行して担当するから
- 海外クライアントの時差に対応する必要があるから
- 社内限情報が多いから
大量の資料作成を要求されるから
投資銀行が激務だと言われる最大の理由が、尋常ではない量の資料作成を要求されるからです。
まず、案件(ディール)を獲得するために若手(アナリスト、アソシエイト、VP)クラスは膨大な量の資料作成を行います。
例えばM&Aアドバイザリー案件一つとっても、企業SWOT、業界分析などの事業分析資料、法務・税務の観点からM&Aのインパクトを図る資料など、数多くの資料を作成する必要があります。
翌日朝に新幹線・飛行機のホームで待つ上司(ボス)に資料を届けるため、徹夜で資料作成することも珍しくないのです。(半分冗談です)
複数のプロジェクトを並行して担当するから
1つの案件だけでも資料作成に膨大な作業時間を要しますが、投資銀行では複数のプロジェクトを並行して担当することが一般的です。
ファーム(企業)や繁忙期かどうかにもよりますが、基本的に3〜5プロジェクトを担当することが多いため、一つのプロジェクトを終えても仕事が落ち着くなんてことはないのです(悲)
しかも、案件数が多ければボーナスが多くなるわけでもないため、忙しさがモチベーションになることもありません。外資系投資銀行においてはジャパンオフィスのプレゼンスは低いため、本部の業績が全てだからです。
そのため、プロジェクト単位で報酬へのインパクトは考える必要はなく、ただ膨大な情報処理に追われる激務な日々を過ごすことになります。
海外クライアントの時差に対応する必要があるから
クロスボーダーM&Aなど、クライアントが海外にいれば、クライアントとのミーティングは海外時間に合わせる必要があります。
そのため、基本就業時間(9:00〜22:00)は資料作成を行い、深夜から翌明朝にミーティングを行うため、終日仕事がある状況になるのです。
社内限情報が多いから
社内限情報の多さも投資銀行を激務にさせている要因だと考えています。社内限情報が多いというより、もはや社内限情報しかありません(笑)
社内限情報とは、機密保持契約のある情報や法人関係情報など、オフィス内でしか扱えない情報のことです。
機密性の高い情報を扱っている投資銀行業務では、紙資料を社外に持ち出すことはもちろんのこと、各種データファイルをノートPCに移すことも禁止されています。そのため、社外で作業することはできず、半強制的に社内で仕事をし続ける状態になってしまうのです。
日経新聞の1面に載るようなビッグディールを扱っていると、クライアントの株価を大きく動かすこともしばしば。こんな情報漏洩させたら一巻の終わりですから、情報管理は厳格に行われており、そのしわ寄せが社内労働時間として反映されているのです(悲)
投資銀行の残業時間
投資銀行の残業時間は、繁忙期や部門部署で大きく異なりますが、外資系か日系かである程度の傾向はあるため、残業時間の目安をお伝えします。
日系投資銀行の残業時間目安
日系投資銀行の残業時間の目安は60〜100時間です。
激務な投資銀行と言えども、規程残業時間内で仕事を終えるように推奨されているため、連日徹夜のような働き方は強要されません。
また、有給や長期休暇の取得率もマネジメント層の評価項目に設定されているため、強制的に休まないといけないシステムになっています。
投資銀⾏部⾨においてはカバレッジする部署にもよりますが⾮常に変える時間は遅いです。基本的に12時前後の帰宅が多く、18時などに帰れることはありません。また早く帰ってよい雰囲気もないので結構帰りづらい部分もあります。⼟⽇に出社することもあります。案件の有無によって忙しさに多少の違いはありますが、原則⽇々遅いという理解でいいと思います。
引用元:openwork|SMBC日興証券株式会社
プライベートよりはワークを重視する社員が多く集まっており、特に若⼿はワークを重視せざる得ない環境。投資銀⾏部⾨のビジネスとして、案件執⾏中は、時間/⼟⽇関係なく対応が求められるため、⼀定程度プライベートを犠牲にすることが必要。
引用元:openwork|野村證券株式会社
外資系投資銀行の残業時間目安
外資系投資銀行の残業時間の目安は100〜180時間です。
外資系の場合1ディールが高単価であるため、それだけ作成する資料の量も質も要求されます(こんな単純な話ではないですが、日系投資銀行とのコンペに勝つ必要があるため、当たり前に日系よりレベルの高いアウトプットをボスが要求してくるのです)
チームメンバーやクライアントが海外にいることも多いため、時差に対応する必要があることからも残業時間が多くなりがちです。
最初の3年間はジュニアであり、その間はワークライフバランスなどというものを考えるだけの時間も無いくらい仕事に忙殺される。それ以降は徐々にワークライフのコントロールはしやすくなる。アサインされるチームによっても⼤きく業務環境は違うので、全体的な事は⾔いづらい。
引用元:openwork|ゴールドマン・サックス証券株式会社
投資銀⾏部⾨と調査部の残業時間はかなり多く、⽉200時間を超えることもよくある。たしか⽉の残業時間が160時間を超えると産業医に呼ばれることになるが、多くの社員が恒例⾏事として呼ばれていた。毎年5営業⽇連続で必ず休みを取らなければいけないルールがあるが、それ以外の有給はほとんど消化したことがなかった。
引用元:openwork|バークレイズ証券株式会社
投資銀行の部門別の忙しさ
投資銀行にもさまざまな部門がありますが、ここでは投資銀行部門(IBD)、マーケット部門(GM)、アセットマネジメント部門(AM)の激務度合いをお伝えします。
投資銀行部門(IBD)が最も激務
既述のとおり、投資銀行は基本的に激務であり、特に投資銀行業務(M&Aアドバイザリー、ECM、DCM、IPOなど)を担当しているIBDが最も激務です。
近年は改善されつつあるとはいえ、外資系日系問わず残業時間は100時間を超えることも珍しくありません。土日出勤や深夜のタクシー帰りはIBDバンカーは違和感なく行っています。
ただし、最も激務なIBDは、同じ投資銀行でもマーケット部門やアセットマネジメント部門より給与水準は1.5〜2.0倍高いため、高い年収を求める方に人気です。
IBDが強い外資系投資銀行について解説している記事もあるので、併せてご参考ください。
マーケット部門(GM)は仕事意識が抜けない
マーケット部門(Global Markets)は、自己勘定取引(証券会社自身のお金で取引すること)を行うディーラーや、市場に流動性供給やクライアントに商品提供を行うトレーダーによって構成されています。
トレーダーの多くはインダストリー(産業)やクライアントサイズによって担当領域が分かれていますが、それでもマーケットを相手にする以上米国や欧州市場を無視するわけにはいきません。
そのため、仮にクライアントが日系企業であったり、担当アセットが日本株であっても、当然の如くNY市場やロンドン市場についてもフォローする必要があるため、帰宅しても海外市場時間(深夜帯)は常にマーケットの動向が気になってしまうのです。
投資銀行でもIBDよりは社内拘束時間は少ないですし、Bloomberg Anywhereというリモートツールも普及しているため、社内での勤務時間はそこまで多くありません。残業時間にして40〜60時間程度です。
しかし、帰宅後のインプットやマーケットフォローが必要なため、24時間常に仕事(マーケット)を意識してしまう職業病には注意が必要です。
マーケット部門が強い外資系投資銀行について解説している記事もあるので、併せてご参考ください。
アセットマネジメント部門(AM)が最もホワイト
アセットマネジメント部門は、投資銀行のなかで最もホワイトと言われています。残業時間にして20〜60時間程度です。
そもそも資産運用業務自体、運用方針が定まっている取引の執行や、クライアント向けのレポート作成など、形式が決まっている業務が多いです。
加えて取引を効率化するアルゴリズムも普及しているため、莫大な人為的な作業を必要としません。
新たな商品開発や商品流通戦略の設計などマーケティング的な視点と、運用業務への抵抗感さえなければアセットマネジメント業務にはすぐに馴染めると言われています。
日系の証券会社や銀行からの転職者も多く、ワークライフバランスを重視する方が多いため、積極的に定時退社や有給取得を促されるそうです。
それでも、IBDほどではなくても十二分に高い報酬を受け取れるため、ホワイトかつ高年収を求める方はアセットマネジメントが向いているでしょう。
アセマネ業界の中でも高いプレゼンスを誇る企業を解説している記事もあるので、併せてご参考ください。
投資銀行が向いている人の特徴
次に、投資銀行(IBD)が向いている人の特徴をお伝えします。
【投資銀行が向いている人の特徴】
- 論理的思考力の高い人(数学センスのある人)
- 精神的・身体的にタフな人
- コミュニケーション能力の高い人
- ビッグディールにやりがいを感じる人
- 企業金融が好きな人
論理的思考力の高い人(数学センスのある人)
投資銀行業務では高い論理的思考力が要求されます。
エクセルか専門ツールを用いて資料作成を行うため高度な暗算力は必要ないですが、いち早く誤入力に気付ける数字へのセンスや、ディールのインパクトをイメージできるビジネスセンスはIBDバンカーとして必ず要求される素質です。
論理的な思考力がある人は、投資銀行に向いていると言えるでしょう。
精神的・身体的にタフな人
精神的・身体的にタフな人も投資銀行に向いています。
投資銀行の過酷な労働環境に耐えられる体力や、理不尽なクライアントニーズが発生しても自動的に首を縦に振れる精神的なタフさは、投資銀行に居続ける上で必須です。
コミュニケーション能力の高い人
先輩後輩を上手く使える人徳や、社内外専門家(弁護士、会計士など)から好意的に協力をしてもらえる調整力のある人、つまりコミュニケーション能力の高い人は投資銀行に向いています。
そもそも投資銀行の激務度合いは、職級が上がるに連れて低下します。仕事を部下や社外に振れるからです。逆に、社内外からの協力を得られる人間でないと出世できないとも言えます。
そのため、他人と上手く仕事ができるコミュニケーション力を持ち合わせている人は、投資銀行に向いていると断言できますね。
ビッグディールにやりがいを感じる人
新聞やニュースに載るようなビッグディールに携われることに誇りを感じる人は、投資銀行の仕事にやりがいを感じやすいはずです。
所属する企業にもよりますが、大手証券会社や外資系投資銀行のIBDであれば、投資家の話題になるような案件に関与することができます。
自分のアウトプットがさまざまなところで話題になるのは、水面下で案件担当している立場でも誇らしく感じるはずです。
企業金融が好きな人
結局のところ企業金融が好きでないと、投資銀行の仕事はつらくなるはずです。
オタクレベルに好きになる必要はありませんが、それでもコーポレートファイナンスに対する探究心を失ってしまうと、一気にやる気が削がれてしまうでしょう。
企業金融が好きで、仕事でも携わりたいと思える人であれば、投資銀行の激務度合いも若干は軽く感じられるはずです。
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投資銀行が向いていない人の特徴
次に、投資銀行が向いていない人の特徴についてもお伝えします。
【投資銀行が向いていない人の特徴】
- クリエイティブな仕事がしたい人
- ワークライフバランスを重視する人
- 目の前の仕事にやりがいを見い出せる人
クリエイティブな仕事がしたい人
クリエイティブな仕事がしたい人は投資銀行に向いていません。
特に若手時代は膨大な資料作成をトップダウンで実行することが仕事なので、クリエイティブな仕事にはタッチできないと認識すべきです。
ディレクター以上になれば多少創造力を使ったビジネスができるでしょうが、入社から10年ぐらいは資料作成に追われる日々が続きます。
ワークライフバランスを重視する人
ワークライフバランス(WLB)を重視する人は投資銀行に向いていません。安定を求めて起業家になるレベルでお門違いです。
投資銀行はワークワークワークと言われるほど仕事が中心の生活になります。衣食住がオフィスになることも珍しくないのです。
ワークライフバランスを求める人は、IBDではなくアセットマネジメントをおすすめします。
目の前の仕事にやりがいを見い出せる人
目の前の仕事に意義を見い出せず、転職する若手バンカーが増えています。
どんなに待遇を改善しても若手の離職率が高いため、投資銀行業界は慢性的な人材不足に悩まされています。
言い方は良くないですが、ふと我に返ることなく脳死で目の前のタスクを淡々とこなせる人が、投資銀行に向いていると言えるでしょう。
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今回は投資銀行が激務である理由と投資銀行に向いている人・向いていない人の特徴をお伝えしました。
激務であるとお伝えすると、あまり働きたくない印象を持たれるでしょう。しかし20代から2,000万円を超える年収を手に入れたり、セカンドキャリアが充実しているため、ハイキャリア志向者にとって投資銀行は魅力的なキャリアです。
金融業界でステップアップしたい方、自分のスキルを極限まで高めてみたい方は、投資銀行業界に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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