最新リリース
- 2024年7月26日
- 30曲
- Blur · 1997年
- Parklife · 1994年
- The Best Of · 1997年
- The Best Of · 1994年
- The Best Of · 1998年
- The Best Of · 1995年
- The Best Of · 1995年
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- The Best Of · 1999年
必聴アルバム
- ブリットポップを象徴するバンドだったブラーが、真っ先にその終焉を予言した1997年リリースのアルバム。彼らは本作をきっかけに、UKロックのトラディショナルなメロディとビートから脱却した。艶やかで明瞭だったかつてのポップネスから、ざらりとした質感を残したUSオルタナティブ的サウンドへと大胆に接近。ゆがんだギターリフが主役の"Song 2"や、"Beetlebum"のローファイサウンドは、かねてPavementやPixiesのようなUSオルタナバンドから影響を受けていた、ギタリストのグレアム・コクソンが主導した新たなバンドの方向性だった。高い評価を得た本作はアメリカでもヒットし、バンド史上初めて全米チャートでゴールドアルバムを記録した。
- 1994年リリースの3作目のアルバム。前作「Modern Life Is Rubbish」に端を発するブラーの英国回帰が究極に達したアルバムであり、1990年代半ばのブリットポップの一大ムーブメントはここから始まったと言ってもいい。グランジのヘヴィで陰鬱なムードを拭い去り、カラフルな新時代の到来を感じさせた珠玉のギターポップ"Girls and Boys"や、映画『さらば青春の光』の俳優フィル・ダニエルズがコックニーでまくし立てるヴォーカルが話題を呼んだ、コミカルでキッチュな"Parklife"、そして1960年代のノスタルジーと普遍的な美しさをたたえた"To the End"など、徹底して英国的かつアイロニカルなセンスで貫かれた彼らの中期の傑作。本作が音楽のみならず、UKカルチャー全般に与えた影響は計り知れない。
- デビュー当時はトリッピーなサイケデリックロックを鳴らしていたブラーだが、グランジ旋風が吹き荒れていたアメリカでのツアーで大きな挫折を味わい、その苦い経験から英国バンドとしてのアイデンティティーに立ち返ったのが1993年リリースの本作である。ザ・キンクスやスモール・フェイセスのブリティッシュビートを血肉とした"Chemical World"や、ミュージックホールを現代風にアレンジした"Sunday Sunday"など、伝統をモダンに変容させていったポップチューンに加え、英国に生きる若者たちの日常をリリカルに、時にシニカルに切り取った歌詞も秀逸。ブラーがUKカルチャーの代弁者として国民的バンドへと成長していくきっかけであり、ブリットポップの到来を最初に予感させた作品でもある。
アルバム
- 2015年
アーティストプレイリスト
シングル&EP
ベストアルバム、その他
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ブラーについて
- 出身地
- Colchester, Essex, England
- 結成
- 1990年
- ジャンル
- ロック