1年ほど前に「ぼくがブログを書かなくなった訳」というエントリを書き、その理由として日常生活の様子についてはほぼ twitter でつぶやいてしまうことを挙げた。今年はそれに Facebook が加わり、ますますブログの更新頻度が下がっている。
昨年と違って、Facebook を使う友人・知人の数が急増し、僕も 100人以上と Facebook でつながっている。Twitter よりも Facebook を活発に使う人が増えてきているという印象だ。Twitter から1年遅れて Facebook がテイクオフした感がある。その理由を自分なりに考えてみると次のようになる:
- 映画「ソーシャル・ネットワーク」が日本で公開され、Facebook の知名度が増した。
- 不特定多数の人に自分のメッセージが見られ、知らない人から話しかけられる twitter と違い、Facebook への書き込みは友人との間の交流に限定されるため、安心感があり気軽に発信できる。
- つぶやきが時と共に流れていってしまう twitter と違い、Facebook ではあとから友人名で過去の交流履歴を検索したり、写真や動画などストックとして蓄積したりすることができる。
- Cityville のようなソーシャルゲームが Facebook 上に作られており、これがさらに友人たちとの交流を加速する。
一方、twitter はより即時性を重視した使い方にシフトしている。RSS に代わるリアルタイムの情報入手。これは特に震災の時に威力を発揮した。iPhone や Android などのスマートフォンでの利用が可能であるため、友人たちとの急ぎの連絡もメールではなく twitter 経由で行われることもある。
当然、僕も Facebook と twitter 上で過ごす時間が増え(両方への情報発信を共通化するため HootSuite というアプリケーションを PC と iPhone で使っている)、ブログを書くためにまとめて時間を取ることは少なくなってきている。ブログには、それなりに心の準備と材料の準備がいるからだ。Twitter に続いて Facebook がテイクオフ。これが「ぼくがブログを書かなくなった訳」である。