- Win 10初期設定時の謎の黒い画面がTPMクリア!
- クリアするなら[ F12 ]・クリアしないなら[ Esc ]!
- Bitlocker未使用なら基本はクリアしても大丈夫!
いつから出現したんだろ…!?
知らぬ間に、Windows 10搭載パソコン初期設定(リカバリー)時に、『A configuration change was requested——』なる黒い画面が表示されるように。書かれている文言的に……『TPM』!?その解決方法のお話とTPMについて。
なるほど。
知識ゼロで出てくるとパニックやんね…。
Win 10初期設定時に出てくるTPMクリアの要求
A configuration change was requested to Clear this computer’S TPM (Trusted Platform Module)
WARNING: Clearing erases information stored on the TPM. You will lose all created keys and access to data encrypted by these keys.
Press F12 to clear the TPM
Press ESC to reject this charge request and continue
Windows 10を初期設定(リカバリー)している最中に、上記の『A configuration change was requested——』という文言が突如として出現しました。…これは一体何だ!?
このコンピューターのTPM(Trusted Platform Module)をクリアするために構成変更の要求をしているぞ。
警告:クリアすると、TPMに保存されている情報は消えるからね。作った全部のキーと、キーで暗号化されたデータへのアクセスができなくなるよ。
F12を押すとTPMクリア。
ESCを押すとTMPクリアはナシで続行。
ちょっと適当な翻訳だけど、上画像で書かれている内容の日本語版はこんな感じ。
要するに、初期設定時に出現するこの黒い画面は、Windowsパソコンに搭載されている『TPM』の初期化をするか否かを聞いているというわけです。
つまり、壊れたわけでもなんでもないってことですなー。
この黒い画面が謎の恐怖感を煽っているやんね。
TPMクリア出現時の対処法
個人利用であって、「TPMなにそれ美味しいの?」と思っているなら、F12でTPMクリアをしても大丈夫。
暗号化ソフトウェアやBitlockerを利用していたなら、F12を押すと復号化できなくなります。なので、必要に応じて、EscかF12を押すようにすると大丈夫。
そもそも『TPM』とは何!?
ここからはボーナストラック。
今回出てきた『TPM(Trusted Platform Module)』とは、パソコンの基板上に搭載されているセキュリティーに関係するコンポーネント(ICモジュール)のこと。現在では、『TPM 2.0』という世代が用いられています。
セキュリティーのカギって感じだねっ!
このTPMを使うと、パソコンのデータをより安全に守ることが可能になります。要するに、データのセキュリティー耐性が上がるというわけです。Macだと、Apple T2チップとファイルの暗号化のような感じ。
TPMで思い浮かぶのが『Bitlocker』というWindowsの機能。
このBitlockerを利用すると、内蔵ストレージを暗号化することができます。その暗号化の鍵がTPMだったりします。これにより、パソコン紛失時や盗難時のデータ漏洩リスクを下げることができるわけです。
だから、Bitlockerを使った記憶がないなら、普通にTPMクリアしても大丈夫ってことだねー!もち、要確認だけど。
まとめ「慌てずにTPMクリアの対処をしようず」
何も知らない状態で、Windows 10初期設定時にこんな黒い画面が出れば、慌てる人も多いはず。
ただ、内容としてはTPMというICチップのデータをクリアするか否か聞いているだけなので、冷静に対処したいところですね。とはいえ、英語だから焦るのも無理はないですが…。
個人利用ならBitlockerを使うことも少ないだろうから、TPMクリアしてもおけおーだと思うっ!
おまけ
こうなると、逆にBitlockerを使ってみたくなるあーる。
そして、復号化できなくなる…やね!
なっ!?
ありえますわね…。
にっ!?
おわり
TPMを使ってなくても、初期設定で出てくるみたいだねー。