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オブジェクト ブラウザを使用する

Microsoft Office 2000/Visual Basic プログラマーズ ガイド   

オブジェクト ブラウザは、VBA プログラミング環境を含むすべての Microsoft 製品で使用することができます。オブジェクト ブラウザを使用すると、作業しているアプリケーションによって、タイプ ライブラリが参照されるすべての COM コンポーネントのオブジェクト、メソッド、プロパティ、イベント、および定数を表示することができます。既定では、各 Office アプリケーションがタイプ ライブラリ セットを参照します。たとえば、Word の既定では、Visual Basic for Applications、Microsoft Word 9.0、OLE Automation、および Microsoft Office 9.0 のタイプ ライブラリを参照します。そのシステムで使用可能な追加のタイプ ライブラリを手動で参照するには、Visual Basic Editor で [ツール] メニューの [参照設定] をクリックします。参照設定の詳細については、この章の「参照の設定とオブジェクト変数での作業」を参照してください。

オブジェクト ブラウザを表示するには、Visual Basic Editor を開き、[表示] メニューの [オブジェクト ブラウザ] をクリックします。図 4.2 は "オブジェクト ブラウザ" です。

4.2 オブジェクト ブラウザ

[プロジェクト/ライブラリ] ボックスには、使用可能な、参照されたタイプ ライブラリがすべて表示されます。これらのライブラリでは、対応するアプリケーションで事前バインディングを行うことができます。

[検索文字列] ボックスのドロップダウン リストには、今までに検索したキーワードが表示されます。また、このボックスに語句を入力し、[検索] ボタンをクリックして、その語句を含むライブラリを検索することができます。[検索結果] ボックスに、検索した語句が含まれるクラス、プロパティ、メソッド、イベント、または定数が表示されます。

[クラス] ボックスにはライブラリに含まれるすべてのオブジェクトおよびコレクションが表示され、[メンバ] ボックスには、[クラス] ボックスで選択されたオブジェクトに関連するすべてのメソッド、プロパティ、イベント、および定数が表示されます。ダイアログ ボックスの下のペインには、オブジェクトの種類、データ型、使用する引数、メンバであるライブラリやコレクションなど、選択されたアイテムに関する情報が表示されます。

タイプ ライブラリのオブジェクトに関するヘルプ ファイルがある場合は、[クラス] または [メンバ] ボックスのアイテムをクリックし、F1 キーまたはダイアログ ボックスの右上にある [ヘルプ] ボタンをクリックしてヘルプ トピックを表示することができます。