本記事は、2024年10月21日(月)発売のVジャンプ12月号に掲載されたボルト95話(第2部15話)の、感想と考察記事となっています。
今回はボルトとカワキに大きな変化があったのですが、そのことにも触れています。まだ読んでいない方はネタバレになるのでご注意ください。
尚、本記事の前に、94話(第2部14話)の内容について振り返りたい方は、以下にまとめているのでさっと目を通してみてください。
94話の振り返り
- ボルトが目覚める!アマドの封印手枷がはめられており、印を結んでも術は発動しない。また電子制御により衝撃には強く、物理的に破壊することも不可能。
- サクラ登場。「いのじん」の容態を見ており、貫かれた胴体はヒマワリによって完全に修復済み。チャクラの流れが遮断されているため意識が戻っていないが、うまく流せば問題ないとのこと。
- ボルトの尋問。木ノ葉丸先生は、木ノ葉を襲った連中は何者か?なぜサラダとヒマワリが狙われているのか?質問した。
- カワキ、エイダ、デイモン登場。エイダの能力でボルトの尋問を聞いている。カワキは、人神樹に対抗するため、ボルトが持つ情報を全て引き出す必要があると考えている。
- ボルトは、自我を持つ神樹「人神樹」のこと、そして十尾に喰われて木になったものチャクラが反映されることを説明。
- 加えて、十羅は十尾そのものの化身。十尾を倒すことができれば、この星の危機は去ると説明した。
- ボルトの情報について、木ノ葉丸先生は信じる根拠を話せと言うも、ボルトはカワキのこともあり、情報源については話せないと言う。よって、拷問が始まろうとしたのだが・・・
- シカマルとミツキの手助けもあり、ボルトの封印手枷が外れる。その隙に、上忍に囲まれた部屋から飛雷神の術で脱出に成功するのである。
- 情報源を逃がすという大失態を犯した木ノ葉丸先生とその同席者たち。そんなとき、カンクロウからシカマルへ連絡が入ります。
- なんと、人神樹に我愛羅とシンキがやられてしまったとのこと。シンキの方は木にされたようで、カンクロウはシカマルへ力を貸してほしいと連絡をしてきたのでした。
- 最終ページで新たな人神樹が誕生!名は「粒(リュウ)」。恐らくシンキをベースにした人神樹。
さらに詳しくおさらいしたい方や、考察感想を知りたい方は、こちらの漫画「ボルト」94話(第2部14話)のネタバレ感想考察【ボルト脱出!】をどうぞ。
漫画「ボルト」95話(第2部15話)の振り返り【ボルトとカワキの同盟結成!】
95話(第2部15話)の考察をまとめる前に、まずは簡単な振り返りから。今回は以下の流れで物語が進行していきました。
- シンキの覚悟
- 粒の登場
- ボルトとカワキの対話
- ボルトとカワキの同盟
シンキの覚悟
ボルト95話は、「砂隠れの里」からスタート。シンキ含めた3名が我愛羅の砂で捕らわれています。そして、砂で捕らえた張本人である我愛羅は、腹部に重傷を負っている模様。
相手は人神樹「祭」。勝てないと考えた我愛羅は、シンキ達を逃がすために砂で捕らえているようでした。そんなシンキは、当然我々も戦うというのですが、風影の命令として逃げろと言われるのでした。
そして我愛羅は、「未来ある若者達を・・・こんなところで死なせはしない。この命に替えても」と発言するのですが、漫画のキャラクターは一貫してこの考えがありますよね。
別作品のワンピースとかも、未来ある若者(コビー達)を逃がすために、老兵であるガープが一人残るシーンがありましたし・・・それに比べて今の日本は・・・
話が脱線しましたので元に戻しますが、我愛羅は風影の役目として、「頼んだぞ・・・砂隠れの未来を・・・」と呟き、一人で戦うことを選びました。
しかし、シンキが我愛羅の砂から脱出。「磁鉄粒封掌」により、「砂隠れの未来には・・・義父上、あなたがまだ必要だ」と言い残し、我愛羅を封印。
そのままシンキは木にされてしまいましたが、他のメンバーは脱出することに成功。シンキの封印術は「木」になっても持続するタイプとのことで、我愛羅の無事は確保されたようです。
我愛羅は無事と言っても、シンキの封印術の中で、シンキしか解除できない術なので、言うなればカワキに封印されたナルトと日向と同じ状況です。
カンクロウが言うには「封印術のおかげで、我愛羅は瀕死ながらもなんとか死なずに済んでいる」とのことなので、時間も止まっている状況ですかね?
そんな形で無事ではあるものの、カンクロウはなんとか我愛羅を救出したい。そのためには木にされたシンキを救う必要があり、情報を求めてシカマルへ連絡したようでした。
以上が砂隠れでの回想シーンで、物語は94話ラストシーンへ繋がりました。もともと94話時点でシンキは木にされ、我愛羅は無事であることはわかっていたのですが、まさかこのような結末だったとは・・・
ただ、現状はシカマルも「木」の解除方法は知らず、それはボルトでさえも分からない状況なので、しばらく我愛羅は「BORUTO」という作品においては退場ですかね・・・
よって、シカマルはカンクロウに対して、「調査中で、何かわかり次第連絡する」ぐらいの返答しかできませんでした。
粒の登場
シカマルとカンクロウのやり取りからシーンは変わり、人神樹側へ。こちらの漫画「ボルト」最新95話(第2部15話)のネタバレ先行公開②【粒はけっこう生意気?】先行公開の内容です。
前回ラストで粒が登場したのですが、95話では十羅たちとの簡単な会話からスタート。祭とはあまり気が合わなさそう?な雰囲気です。逆に十羅とは気が合いそう?
もう少し会話を描いてほしかったのですが、ここでコードの登場です。登場といっても、隠れていたコードを粒が発見して、無理やり引きずり出された感じです。
以前はもっとかっこよかったのに、最近のコードはかなりダサいというか弱いというか・・・
ちなみにコードの存在は十羅を含めた他の人新樹は気づいていなかったようですが、それに気づけた粒は能力的にけっこう厄介そうですね。
さて、ここからは十羅とコードのかなり長い会話が描かれます。ボルトあるあるですが、とにかくセリフが多いですよね・・・おかげで分かりやすいですが、読むのしんどい人も多いんじゃないかな。
簡単に会話の内容をまとめると、以下のような感じです。
- 十羅は大筒木を喰うつもりだが、優先すべき事案があるためあえて先送りにしている
- コードは、大筒木を喰うのはいいが、高密度のエネルギーと星に生きたあらゆる命の遺伝子情報を内包した塊「チャクラの実」だけは渡さないという
- 十羅は「チャクラの実」を食べたらどうなるのか興味があると発言。それがコードに対して盾つくという意思表示と捉えたコードは十羅に攻撃するも、あっさり右腕を切り落とされる
- 右腕を切り落とされたコードは痛みで叫んでいるが、そんなコードに十羅は、「大筒木ボルトと、ボルトの協力者を探し出して殺せば、チャクラの実を譲る」と言う。
- 圧倒的な力関係を見せつけられたコードはひれ伏すことなく、「お前らに言われるまでもない。やってやるよ。これは契約だ」と強気に返答。
- 最後にコードは、「チャクラの実」だけは何が何でも差し出してもらう。最後に笑うのは僕だと捨て台詞を吐き、爪痕へと消えました。
ざっくりまとめましたが、えらく落ちぶれちゃいましたねコード・・・これは最近のカワキと同じで、コードもネット民のおもちゃにされそうですね。これに関しては、後ほど反応集をまとめます。
さて、コードが消えてからはと言うと・・・またまた十羅と粒との会話が描かれたのですが、まさかまさかの粒のターゲットは風影「我愛羅」とのこと。
シンキの封印術はシンキでしか解けないのですが・・・シンキをもとにした粒はその封印術を解除できるとのこと。しばらく安全と思われた我愛羅、一気に大ピンチです。
ボルトとカワキ対話
人神樹側のシーンから変わり、ボルトへ。ナルトの火影岩の上でボルトは休んでいる?のですが、そこへカワキが単独で登場。いきなり襲い掛かることはなく、話をするためにカワキはきたようです。
カワキは、ボルトに対して「木ノ葉のやつらになんで本当のことを話さねぇ」と問うたのですが、その返答は「真実がどうであれ、信じる者と疑うものの分断が生まれて混乱を招くことは避けたい」とのこと。
あまりにも大人すぎる返答・・・第2部になってからボルトの評価はうなぎ上りなのですが、このシーンでまた評価が上がるでしょうね。そして、またカワキの評価が下がるでしょう・・・
さて、そんな評価が下がりきっているカワキは、「楔(カーマ)を制御できていない。モモシキはどうした?」と質問をしました。
ボルトは、2年前にサスケと共にコードと戦ったとき、楔を使用。そのとき、モモシキに乗っ取られるときの感覚に近い何かを感じたとのことでした。意識を保ったまま死んでいくような感覚・・・
それ以来、楔は使用していないようで、モモシキは3年間でてきていないとこと。ある意味、悪化している状況です。
そこからは、先行公開でも描かれたボルトとカワキの会話が描かれました。モモシキの話もあるが、まずは人神樹が先。十羅はボルト一人でもどうにもならず、カワキの力が必要とのこと。
ここからは、こちらの漫画「ボルト」95話(第2部15話)のネタバレ先行公開①【ボルトお説教?カワキ強くなれ!】でもまとめた内容です。カワキは今よりも強くなる必要があり、その方法をボルトはカワキに伝えるのですが・・・
先行公開されたときからずっと考察されてきましたが、カワキパワーアップの方法は・・・「アマドを問い詰めろ」でした。どうやらアマドは、カワキの力を隠しているとのこと。
アマドはカワキに死なれては困るため、攻撃性能に制限を設けることで、防御性能と再生能力を限界以上に引き上げているようです。
つまり、カワキのパワーアップはその逆、防御性能と再生能力を下げることで、攻撃性能を上げるということでしょうか。これなら一瞬でパワーアップできそうですね。
ボルトとカワキの同盟
カワキのパワーアップ方法がわかったその時、アマドはというと・・・なんとカワキの瞳に細工をしており、ボルトとの会話を覗いていました。どこでその情報を入手したのか疑問に思うアマド。
果心居士の「ガマ子分」をカワキは握りつぶしていたのですが、そのシーンも見ていたアマドは果心居士生存の可能性を少し疑うことに。
そこでアマドのシーンは終わり、再びボルトとカワキへ。カワキは、自分の考えは変わらないことをボルトへ告げるのでした。「自分も含めて、大筒木は一人残らず消えるべきである」と・・・
そして続けて、まずは人神樹を始末すると、ボルトと同じ考えであることを話します。つまり、3年ぶりにカワキとボルトは手を組むことになるのです。
今回のラストシーンは、「足引っ張んじゃねーぞ兄弟」に対して、「お前がな・・・クソッたれ」と、個人的にはかなり好きなラストでした。
第2部になってからほとんど表情の変わらないボルトですが、今回のラストシーンでは少し笑顔がこぼれましたね。そんな感じのエモいシーンで95話は終了です。
漫画「ボルト」最新95話(第2部15話)のネタバレ感想考察
さて、ここからは95話(第2部15話)の考察です。今回は以下の3つ。
- さすがに我愛羅は死亡か
- サスケが木になったのは2年前と判明
- 今後のカワキとボルトについて
さすがに我愛羅は死亡か
今回、人神樹「粒」のターゲットが我愛羅であることがわかったのですが、現在の我愛羅はシンキの封印術で守られている状態。
そしてその封印はシンキと粒しか解除できないのですが、シンキは木にされているので戦闘不能。つまり粒が我愛羅を狙える状態です。
よって我愛羅の安全を確保することが非常に困難な状況なので、このまま我愛羅は粒にやられてしまう可能性が高い状況なのですが・・・
ここで考えられる展開は以下の通り。
- 我愛羅はこのまま粒にやられてしまう。
- 我愛羅が狙われると予測したカワキとボルトによって粒を撃破。木の解除に成功して我愛羅を救出。
個人的には粒を撃破して我愛羅を救出してほしいのですが・・・この先の展開には要注目ですね。
サスケが木になったのは2年前と判明
「2年前にサスケと共にコードと戦ったとき、楔を使用」とボルトが言っているので、サスケが木にされたのは2年前ということが確定しました。
第2部までの3年間で木にされたことはわかっていたのですが、具体的に2年前であることは新事実ですね。
ということは、サスケはボルトと木ノ葉を抜けてから、わずか1年ほどで木にされてしまっていたということになるのですが・・・
であればたった1年でサスケの修行を終えていたということになるのですが、さすがにボルト天才すぎる・・・このあたり、ネットの反応が楽しみです。
今後のカワキとボルトについて
カワキとボルトが一時的に同盟を結ぶことになったのですが、二人はどのようにして人神樹に対処していくのか。
恐らくですが、シカマルからカワキへ人神樹の情報が流れ、そこからボルトへ伝わり、連携していくものと思われます。
そして、直近で流れる情報はシンキが木にされてしまい、我愛羅が封印されていることでしょう。
これを聞いたボルトはどうするのか?シンキでしか封印術を解けないと考えている木ノ葉と砂隠れですが、シンキの能力を継承している粒は封印を解ける状態。
よって、そのことに気が付いたボルトは、秘密裏にカワキとシカマルのそれぞれと連絡を取り、砂に向かうのではないかと考えています。
そして、我愛羅を狙う粒を待ち伏せして襲撃。次の展開はこんな感じじゃないかなと考えているのですが・・・皆さんはどんな展開になると予想していますか?何かあればコメントで教えてください!
まとめ
本記事は、ボルト95話を読んだ感想と考察についてまとめました。ボルトとカワキが手を組むことになったので、次回は修行編スタートですかね?
今回の内容は以下のYouTube動画でもまとめているので、サクッと音声で振り返りたい方はどうぞご活用ください。
いきなりパワーアップしても力を使いこなせないと思うので、ボルトがこっそり相手になるのかな?気になる96話はどのような展開になるのか。
展開予想をまとめるので、気になる方はまた当サイトへお越しください。