富士ヒノキと漆喰ペイントが粋!【TAS2025】ハイゼットトラックのKキャンパー「ミシマダイハツ」ブースは中ホール4

2025年1月10日(金)〜12日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催されている【東京オートサロン2025】。「年に一度のカスタムカーの祭典」と言われるビッグイベントを速報レポート! これから会場へ遊びに行く予定の貴方にお薦めしたい、注目ブースをお伝えします!

ベンチシートがワンアクションでベッドに!

老若男女に愛される、味わい深いクルマ作りを行っている「ミシマダイハツ」が出展したクルマは、ダイハツ・ハイゼットトラックの配送車“パネルバン”をベースとしたキャンパーモデル《クオッカ ジャパンディ》だ。

そのテーマは、“北欧和風”。クオッカシリーズでは“富士ヒノキ”をふんだんにと入れた自然派スタイルで知られているが、今回は天井・左右・フロアにそれを取り入れるだけでなく、左右壁やシンクの扉などをホタテをベースとした“漆喰”で塗装と、持ち前のネイチャー路線をさらに強調。さらに、天井と壁を施行する際に取り入れた塗装用下地処理紙は、木と紙だけというエコ素材を採用と、漆喰が持つ「消臭」「調湿」効果だけでなく、高い「通気性」「透湿性」を発揮するなど、結露やカビ対策も万全。人にも地球にも優しい仕様となっているのだ。

快適な就寝を可能とする荷台に施されたベッドは、L字型の「ベンチシート」と「フラットベッド」の2つのモード仕様。土台部をサッとスライドさせるだけで簡単に仕様変更できるスグレモノとなっており、フラットベッドの状態で縦1840㎜×横1060㎜。大人2人がしっかり就寝可能なスペースを確保する。

そのほか、12のクーラーや、8時間以上連続利用できるバッテリー&走行充電機構、シンク&給排水機構、長距離ドライブの心強い味方となるレカロなど、オプションも多種多様に用意。気になる購入価格は、一通りのオプションを装備した撮影車の状態でおよそ540万円〜。標準のベースパッケージであれば300万円弱〜入手可能とのこと。

気になる納期は、発表以来好評となっており現在1年程度かかるそうだが、定年を迎えたシニア層だけでなく、若い方からの引き合いもじつは高いそう。ちなみに撮影車は、ダイハツ・タフト純正色に全塗済み。好きな色に塗っての納車も可能だ。

PHOTO:本間章悟 TEXT:杉山雄二

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