【東京オートサロン2025】「ケータハム プロジェクト V」に台湾製最新バッテリー搭載

ケータハムのEV「プロジェクト V」に「XING モビリティ」の液浸冷却バッテリーパックを搭載【東京オートサロン2025】

現在開催中の東京オートサロン 2025において、ケータハム・カーズは、フル電動スポーツ「V シリーズ」に台湾の「XING モビリティ」が開発した液浸冷却バッテリーパックを採用すると発表した。
現在開催中の東京オートサロン 2025において、ケータハム・カーズは、フル電動スポーツ「V シリーズ」に台湾の「XING モビリティ」が開発した液浸冷却バッテリーパックを採用すると発表した。
千葉の幕張メッセにおいて現在開催中の「東京オートサロン 2025」において、英国のケータハム・カーズは、開発中のフル電動スポーツ「プロジェクト V」に、台湾の「XING モビリティ」が開発した液浸冷却バッテリーパック「IMMERSIO CTP」を採用すると発表した。

Caterham Project V × IMMERSIO CTP

コンパクトかつ軽量な液浸冷却バッテリーパック

今回、ケータハム V シリーズへの導入が決まった、XING モビリティの液浸冷却バッテリーパック「IMMERSIO CTP」。小型かつ軽量、さらに高速走行時や過酷な走行条件下でも、高いパフォーマンスを発揮する。
今回、ケータハム V シリーズへの導入が決まった、XING モビリティの液浸冷却バッテリーパック「IMMERSIO CTP」。小型かつ軽量、さらに高速走行時や過酷な走行条件下でも、高いパフォーマンスを発揮する。

2015年に設立され、台湾の台北に生産施設を持つ液浸冷却バッテリー技術の世界的リーダー企業「XING モビリティ(XING Mobility)」。10年近くに及ぶ研究開発により、液浸冷却技術を完成させ、優れた冷却効率、高い火災安全性、高温・寒冷気候における信頼性の高い性能を実現した。XING モビリティの技術は、乗用車や商用車、農業機械、産業機械向けバッテリーシステムに加え、世界初の風力発電所向け液浸冷却ESSなど、幅広い用途で実証されている。

ケータハム・カーズは、同社が開発を続ける初のフル電動スポーツ「プロジェクト V」に、XING モビリティの液浸冷却バッテリーパック「IMMERSIO CTP(IMMERSIO セル・ツー・パック)」の搭載を決定。IMMERSIO CTPは、プロジェクト Vのコンパクトな設計要件を満たすように最適化されており、従来のバッテリーパックにない様々な長所を備えている。

IMMERSIO CTPは、従来のモジュール構造を排除した「CTPアーキテクチャー」により、エネルギー密度を高め、安全性を確保しながら重量を大幅に削減。コンパクトなデザインにより、プロジェクト Vのシャシーにも問題なく搭載が可能になった。安定したサーマルマネージメントにより、高速走行時や過酷な走行条件下でも最適な性能を発揮。CTPバッテリーパックの柔軟な設計により、車両の最適な重量配分が可能になり、ドライビングダイナミクスとハンドリング性能の大幅な向上が可能になるという。

今回、ケータハム V シリーズへのIMMERSIO CTP導入を受けてXING モビリティの創業者兼CEOのロイス・ホンは、次のようにコメントした。

「私自身、長年のケータハム 7のオーナーであり愛好家でもあります。電動化におけるこの極めて重要なステップにおいて、ケータハムと協力できることは大変に光栄なことです。ケータハムのシンプルかつ軽量という哲学は、イノベーション、シンプルさ、効率性という我々のビジョンと完全に一致しています。私たちはこの提携が電動ドライビング体験の新章を切り開くと確信しています」

ケータハムEvoの山崎宅哉CEOは、XING モビリティとの提携に関して次のように付け加えた。

「私たちは、XING モビリティの液浸冷却バッテリー技術が、近い将来、自動車産業におけるバッテリー冷却の重要な技術のひとつになると確信しています。そして、XING モビリティとケータハムのさらなるコラボレーションを楽しみにしています」

XING モビリティの「IMMERSIO CTP」を動画でチェック!

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…