秩父の芝桜、今年もそろそろ見頃を迎えている頃でしょうか…?
秩父、羊山公園の芝桜を見てきたという、こちらの記事を拝見しました。いやあ、今年も盛大に咲いてますねえ。菜の花も綺麗です。
これまでも何度か書いていますが、私の妻が秩父の出身ということもあり、年数回秩父を訪れる機会があります。春の羊山公園の芝桜もこれまでに何度か見ているのですが、そういえばブログの記事にしたことがなかったかも…? と、今更ながら過去の写真を振り返りつつ紹介してみようと思います。
- 武甲山をバックにピンクの絨毯が広がる「芝桜の丘」
- 芝桜(シバザクラ)ってどんんな花?
- 実は桜も見事な羊山公園
- 芝桜以外に秩父で「見たい」「食べたい」といえば…?
- (オマケ)秩父市のお隣、長瀞もいいですよ
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武甲山をバックにピンクの絨毯が広がる「芝桜の丘」
羊山は荒川の河岸段丘である秩父盆地の東に位置する小高い丘で、丘の上からは秩父の市街地を一望することができます。この丘の上に羊山公園があります。
羊山公園の最寄り駅は西武秩父線の終点である西武秩父駅ですが(又は秩父鉄道の御花畑駅)、観光客でごった返すこの時期は、ひとつ前の横瀬駅で降りて羊山まで歩くとよいでしょう。レッドアロー号も停まりますし、羊山までの距離は特に変わりません。駅からは徒歩20分程度でしょうか。
秩父までのアクセスですが、この時期羊山周辺の道路はかなり混雑するので、東京方面からならば、素直に特急レッドアローを利用するのがオススメ。池袋から西武秩父まで、1時間半弱で行くことができます。もちろん事前の予約は必須です。
「芝桜の丘」は春の秩父観光の目玉として作られたお花畑で、毎年4月〜5月上旬にかけて丘一面に広がる40万株以上のピンクやブルーといった色鮮やかな芝桜を楽しむことができます。芝桜やポピー、ネモフィラなどを広大なエリアに植えて、観光の目玉にしてるとこって随分と増えてきましたよね。
芝桜の丘に入るにはこの時期に限って入園料が必要となります。その期間は「芝桜まつり」として週末には出店や芝桜の苗の販売なども行われ、多くの県内県外からの観光客で賑わいます。
今年2016年の芝桜まつりは既に開催中で、GWいっぱい5月8日(日)までとなっています。
羊山公園 芝桜の丘「芝桜まつり」の開催情報(2016年)
芝桜の丘(羊山公園)
住所:秩父市大宮6360
入園料:一般300円/一般団体(20名以上)250円 ※中学生以下は無料
入園時間:8〜17時
駐車場:公園内に臨時駐車場300台(普通車500円/バイク200円)
※4月25日以降の土、日、祝日は交通規制のため、羊山公園は車輌進入禁止
芝桜(シバザクラ)ってどんんな花?
芝桜は「ハナツメクサ」の別名を持つハナシノブ科の多年草で、桜の仲間ではありません。花びらが桜に似てることと、一面に広がって地面を覆うように花を付けることから「芝桜(シバザクラ)」と呼ばれています。
花の色や形で複数の品種があり、羊山公園には現在9種類の芝桜が植えられているようです。この色の違いを利用して、丘一面に絵を描くように植えられるのです。デザインは年によって変化しているのだとか。
それでは、過去の写真の中から6品種の芝桜を紹介しましす。2009年のものですが、このときは一応全種類撮ったつもりだったので、品種が増えたのかもしれませんね?
一番多いピンク(マゼンタ)色の「マックダニエルクッション」。所謂「芝桜のピンク」といえばこの花です。
紫がかったピンクは「オータムローズ」。
スミレを思わせる淡い紫系のブルーは「オーキントンブルーアイ」。
マックダニエルクッションに輪を掛けて、ひときわ鮮やかなピンク色をしているのが「スカーレットフレーム」。花の中央が一層濃い色となってます。
白の花の中央にピンクの小さなドットが入った「アメージンググレース」。
白の中にピンクのラインとドットが入った「多摩の流れ」。目にどぎついピンク系ばかり見ていると、後半の2色は結構ホッとします(笑)
そして芝桜の丘といえば、そのバックには秩父を代表する山である武甲山。日本二百名山にも数えられる秩父のシンボルですが、石灰石の採掘によって痛々しく山肌が削り取られてしまった不幸な山でもあります。
しかしながら、その石灰石産業(セメント)があったからこそ、今日の秩父市の発展があるだけに、この武甲山の姿はしっかり目に焼き付けておきたいところです。
実は桜も見事な羊山公園
既に桜の季節は過ぎてしまいましたが、羊山公園はソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜といった桜の名所でもあります。東京あたりに比べると若干遅れていることもあり、タイミング次第では4月の上〜中旬頃に満開の桜と、徐々に咲きそろってきた芝桜の両方を楽しむことができます。もちろん、このエリアは入場料も必要ありません。
これは初めて私が秩父を訪れた2009年(結婚前ですね…)の桜。まだRICOHのGX200を使っていた頃に撮った写真です。6年前のコンデジ、結構写ってるじゃないですか?
そして羊山というだけあって、羊山公園では羊が飼われています。実家の犬を連れて行ったときには、やたら羊とコミュニケーションを取りたがっていましたっけ。モジャモジャ同士、何か通じるものがあったのでしょうか?
芝桜以外に秩父で「見たい」「食べたい」といえば…?
せっかく秩父まで足を伸ばしたのならば、芝桜の丘の他にもう1、2カ所見所を回りたいところです。週末だと秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」なども見られるかな。
元々、夏冬のお祭り以外にも観光の目玉を作ろうと考案された(らしい)のが芝桜の丘なので、この時期ならではの見所というのは特に思い浮かびません…。
私が秩父に行った最初の頃は、「浦山ダム・二瀬ダム・滝沢ダム」というダム巡りに興じて、実家のご両親に随分と不思議がられたものですが…(笑)
定番スポットといえば、名工左甚五郎作の彫刻「つなぎの龍」が見られる秩父神社でしょうか。羊山からは西武秩父駅を越えて少し歩くことになります。
アニメタイアップに力の入った秩父ならではの絵馬を眺めてみたりとか…。
「ここさけ」未だ未見なんですよね…。
秩父神社から30分弱とやや歩きますが、「あの花」でもお馴染みの「秩父橋」。
個人的に好きなのが巨大な露頭である「ようばけ」なのですが、市街地からかなり遠いですし既に秩父市じゃないです(小鹿野町)。
そして秩父の食のといったらやはりお蕎麦が有名なのですが、B級グルメ的な「わらじカツ」も個人的にはオススメしたい一品。草鞋のように大きくのばした、2枚(2足)のソースカツが乗った丼です。
あとは最近聞いたばかりの情報ですが、御花畑駅近くのホルモンがかなりヤルらしいという噂も?
高砂ホルモン 御花畑 (タカサゴホルモン) - 御花畑/ホルモン [食べログ]
この辺りのアニメタイアップ商品はスーパーや西武秩父駅、西武駅周辺のお土産屋さんではだいたい見かけると思います。
日本酒で有名なのは「秩父錦」と「武甲正宗」。私は毎回どちらかの酒粕を買っていって、自宅で粕汁や粕漬け、甘酒造りなどに重宝しています。
個人的に秩父土産でイチ押なのが、世界商事の「秩父豚肉味噌漬」。こいつで作るホイル焼きがもう絶品なので、是非お試し頂きたい秩父名産です。
この赤いパッケージが目印。お土産店などで必ず見かけるはずです。あと、漬け物がお好きならば「しゃくし菜漬」も秩父名産なのでお試しくださいま。野沢菜漬けなどは好きな方なら絶対気に入って貰えるはずです。
…とまあ、地元民ではないのでちゃんとした観光案内ができてないのはご容赦くださいませ…。芝桜のような分かりやすい派手さこそありませんが、秩父神社付近には古い建物も多く、風情のある街歩きも楽しめるかと思います。
そして、秩父といったらこれを忘れる訳にはいきません(もはやGW関係ないですがw)。夏と冬に行われる秩父神社の例大祭である「秩父川瀬祭」「秩父夜祭」は町を挙げての一大イベント。どちらも夜には盛大な花火が上がりますし、普段は静かな秩父の街が多くの観光客で一気に賑やかになります。
その他にも秩父は近隣の市町村を含めると1年中何かしらのお祭りがあるのでは?と思える位の祭り天国(週末の首都圏ニュースでは秩父地方ばかり見てる気がします)。あの花でもお馴染みの「龍勢まつり」が行われるのは毎年10月の第二日曜日になります。
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(オマケ)秩父市のお隣、長瀞もいいですよ
秩父市ではないのですけどお隣の長瀞も埼玉随一の観光スポットです。有名な「ライン下り」の他、ラフティングやカヤック(カヌー)など荒川の流れを利用した、アウトドアアクティビティの施設が充実しています。
長瀞ラインくだり | 秩父鉄道
秩父とは秩父鉄道で繋がっていますし、SLパレオエクスプレスの予約を取って秩父、長瀞両方の観光を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
私たちも昨年、秩父の妻の実家に遊びにいったついでに、長瀞でのカヤック体験を楽しんできました。今年も暖かくなったらまた行きたいですねー。